顔つき一新、三菱がアウトランダーを大幅改良

2015.06.18 自動車ニュース
「三菱アウトランダーPHEV Gプレミアムパッケージ」と、三菱自動車の相川哲郎社長。

顔つき一新、三菱が「アウトランダー」を大幅改良

三菱自動車は2015年6月18日、「アウトランダー/アウトランダーPHEV」に大幅な改良を実施し、アウトランダーについては同日に、アウトランダーPHEVについては同年7月9日に発売すると発表した。

「アウトランダーPHEV」のリアビュー。
ガソリン車の「アウトランダー」。
「アウトランダーPHEV」の18インチアルミホイール。
「アウトランダーPHEV」のインストゥルメントパネルまわり。
PHEVの「Gプレミアムパッケージ」には、ブラウンの本革内装が採用されている。

■ライバルは欧州製プレミアムモデル

アウトランダーは三菱のミドルサイズSUVであり、2代目となる現行モデルにはガソリン車とプラグインハイブリッド車(PHEV)の2車種が用意されている。フルモデルチェンジは2012年10月のことで(PHEVは2013年1月発売)、三菱ではこのタイミングでの大幅改良について、「欧州製プレミアムモデルからの乗り換えユーザーが多く、そうした顧客の期待に応えられる品質を得るため」「これから登場する欧州製プラグインハイブリッド車に対して競争力を保つため」としている。

今回の改良では内外装デザインの一部を変更しており、特にエクステリアについては大幅に手を加えている。具体的には、フロントまわりに「ダイナミックシールド」と呼ばれる三菱の新しいデザインコンセプトを採用。ロワグリルやバンパー中央部をブラックとし、それを左右からメッキ調の加飾で挟み込むデザインとした。ランプ類についても形状を一新しており、フロント、リアともに光源をLEDに変更。フロントバンパー下部には新たにスキッドプレート状の意匠を取り入れている。

また、ガソリン車とPHEVとで差別化を図っており、前者についてはバンパー下部やホイールアーチモール、サイドガーニッシュをブラックとしているのに対し、後者では車体色と同色に。またフロントバンパーやツートン切削光輝タイプの18インチアルミホイールについても、両モデルで異なるデザインとなっている。

ボディーカラーはガソリン車、PHEVともに全7色の設定で、このうち新色の「クォーツブラウンメタリック」や、「ブラックマイカ」「ホワイトパール」「レッドメタリック」「チタニウムグレーメタリック」については両モデルで選択が可能。専用色として、PHEVには「テクニカルシルバーメタリック」と新色の「ルビーブラックパール」を、ガソリン車には「コズミックブルーマイカ」と「クールシルバーメタリック」を用意している。

一方インテリアについては、PHEVではインパネやドアトリムオーナメントパネルの意匠、シートの表皮などを変更するとともに、最上級グレードの「Gプレミアムパッケージ」にブラウンの本革内装を採用。「Gナビパッケージ」「Gパワーパッケージ」でも有償で選択可能とした。さらにドアトリムインサートにパッドを、メーターフードにステッチを追加。新デザインの4本スポークステアリングホイールや「漆箱」をモチーフとした大型センターコンソールなどを新たに採用した。

ガソリン車についても、ファブリックシートの表皮デザインやクッション、ステアリングホイールのデザインを変更。本革仕様車にはブラックプライウッド調のインパネやドアトリムオーナメントパネルを設定している。

「アウトランダー」のボディー骨格。
「アウトランダーPHEV」のパワーユニット。リアにも駆動用のモーターが搭載される。
ガソリン車についても、新しいCVTの採用やエンジンとCVTの協調制御の最適化などにより、燃費性能の向上が図られている。
今回の記者発表会では、2015年10月にポルトガルで開催されるクロスカントリーラリー「バハ・ポルタレグレ500」への参戦についても発表された。競技車両は「アウトランダーPHEV」で、三菱自動車によるワークス体制での出場となる。写真は競技車両と、チーム監督兼ドライバーの増岡 浩氏。

■燃費はもちろん、運動性能も乗り心地も改善

走りに関する箇所についても改良を行っており、ボディー剛性を高め、リアのショックアブソーバーを大径化することで操縦安定性と乗り心地を改善。吸音材や遮音材、制振材、ダイナミックダンパーの追加により静粛性も高めている。

パワーユニットに関しては、PHEVではハイブリッドシステムの制御の最適化やエンジンのフリクションの低減により、加速性能と燃費性能を改善。ハイブリッド燃料消費率を従来モデルより1.6km/リッター高い20.2km/リッターとしたほか、充電電力使用時走行距離も0.6km長い60.8kmとした(Gプレミアムパッケージのハイブリッド燃料消費率は20.0km/リッター、充電電力使用時走行距離は60.2km)。一方、ガソリン車についても新世代CVTの搭載やエンジンとの協調制御の最適化により、燃費性能をFF車で16.0km/リッターに、4WD車で14.6km/リッターに向上。同時に加速性能も改善している(いずれもJC08モード計測値)。

このほかにも、PHEVでは装備の強化も図っており、運転席パワーシートを全車標準採用としたほか、エントリーグレードの「M」を除く3グレードについては「アラウンドビューモニター(バードアイビュー機能付き)」や「ステアリングヒーター」を搭載するとともに、ペダルの踏み間違いなどによる事故を抑制する「誤発進抑制機能(後進・発進)」をオプション設定した。

さらに、駆動用バッテリーの電力を出力できる100V AC電源(1500V)を「Gプレミアムパッケージ」に標準で採用した。

ラインナップと価格は以下の通り。

アウトランダー
・20G(FF):251万9640円
・20Gセーフティパッケージ(FF):261万7920円
・24G(4WD):279万1800円
・24Gセーフティパッケージ(4WD):289万80円
・24Gナビパッケージ(4WD):321万1920円

アウトランダーPHEV
・M(4WD):359万6400円
・Gセーフティパッケージ(4WD):388万2600円
・Gナビパッケージ(4WD):423万3600円
・Gプレミアムパッケージ(4WD):459万円

(webCG)
 

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