「水野和敏的視点」 vol.107 フォード・マスタング 50 YEARS EDITION(後編)

2015.07.03 mobileCG

「水野和敏的視点」 vol.107 フォード・マスタング 50 YEARS EDITION(後編)

R35型「日産GT-R」の生みの親、育ての親であるだけでなく、レース界での活躍やセダンの進化への貢献など、自動車の世界で数々の成果を上げてきた水野和敏氏。そんな氏が歯に衣を着せず、本音でクルマを語り尽くす『mobileCG』の特集「水野和敏的視点」。前回に続き、今回も新型「フォード・マスタング」に試乗する。


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フォード・マスタング 50 YEARS EDITION
ボディーサイズ:全長×全幅×全高=4790×1920×1380mm/ホイールベース:2720mm/車重:1660kg/駆動方式:FR/エンジン:2.3リッター直4 DOHC 16バルブ ターボ/トランスミッション:6段AT/最高出力:314ps/5500rpm/最大トルク:44.3kgm/3000rpm/タイヤ:(前)255/40ZR19 (後)255/40ZR19/車両本体価格:465万円
フォード・マスタング 50 YEARS EDITION
    ボディーサイズ:全長×全幅×全高=4790×1920×1380mm/ホイールベース:2720mm/車重:1660kg/駆動方式:FR/エンジン:2.3リッター直4 DOHC 16バルブ ターボ/トランスミッション:6段AT/最高出力:314ps/5500rpm/最大トルク:44.3kgm/3000rpm/タイヤ:(前)255/40ZR19 (後)255/40ZR19/車両本体価格:465万円 拡大

■足まわりは欧州車のようだ

一見レトロな外観とは裏腹に、“21世紀のクルマ”に脱皮した最新マスタング。足まわりもその例に漏れず、フロントがマクファーソンストラット、リアがマルチリンクと、いよいよ四輪独立懸架に進化しました。

実際にステアリングホイールを握って走ってみると、アシはいかにも“今風”です。セッティングは柔らかめで、路面の凹凸などはタンタン……と軽くいなします。だからといって、変によれたりもしません。旋回時はロールがきれいに抑えられていて、4輪がきっちりと接地します。また、乗り心地に“角感”はなく、適度に引き締まっています。これはもう欧州車のアシといっていいのではないでしょうか。

細かいことをいうと、ボディーの途中、後席の前あたりのサイド部分に、ちょっと弱いところがありますね。新型マスタングは足まわりがすごくよくなっていて、前後のバランスもいいのですが、コーナリング中にリアが粘っているときに、その部分がわずかにねじれてしまっているようです。

もっとも、それは全体の完成度からいったらささいなことにすぎません。僕はこの新型マスタングを、「リタイアしたら、買おうかな?」と考えたほど気に入っています。(づつく)

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(語り=水野和敏/まとめ=青木禎之<Office Henschel>/写真=藤井元輔)

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