470psのキャデラックATS-V、受注始まる

2015.07.21 自動車ニュース
「キャデラックATS-V」
「キャデラックATS-V」

高性能セダン「キャデラックATS-V」、国内受注始まる

ゼネラルモーターズ・ジャパンは2015年7月21日、高性能セダン「キャデラックATS-V」の概要と価格を公表するとともに、同年8月23日までの期間限定で「カスタム・プレオーダーキャンペーン」を実施すると発表した。


470psのキャデラックATS-V、受注始まるの画像

470psのキャデラックATS-V、受注始まるの画像
ひとクラス大きな高性能セダン「CTS-V」(写真奥)とのツーショット。
ひとクラス大きな高性能セダン「CTS-V」(写真奥)とのツーショット。

■サーキットが楽しめる4ドアセダン

2014年のロサンゼルスオートショーでデビューしたキャデラックATS-Vは、Dセグメントに属するATSをベースとした、サーキット走行も可能なスポーツセダンである。キャデラックでは同社の高性能モデルである「Vシリーズ」史上、最小最軽量のエントリー・スーパースポーツセダンと呼んでいるが、早い話が同時に日本市場への導入が発表された新型「CTS-V」の弟分。本国には2ドアクーペボディーの「ATS-Vクーペ」も存在するが、日本国内で販売されるのは4ドアセダンのみである。

ボディーサイズは、全長×全幅×全高=4700×1835×1415mmで、ホイールベースは2775mm。車重は1750kgと公表される。
ベースとなった標準モデルからの車体部分のモディファイ手法については、兄貴分であるCTS-Vとほぼ同様。ボディーは各部に補強が入れられ、標準のATSに比べて剛性が25%向上。軽量なカーボンファイバー製エンジンフード、開口面積の大きいフロントマスク、リアパネル、拡大された前後フェンダー、リアスポイラーなど外板パネルやエアロパーツはほぼ専用で、空力性能が改善されている。またCTS-Vと同じく、さらに軽量化と空力性能を追求したカーボンファイバーエアロパッケージも、上級グレード「Spec-B」の専用アイテムとして用意されている。

シャシーはサスペンションのスプリングレートやスタビライザーの剛性を高め、ダンパーには第3世代のマグネティックライドコントロールを導入。ZF製の可変アシスト量制御電動パワーステアリングもステアリングの精度を向上。ブレーキはフロントが6ピストン、リアが4ピストンのキャリパーを備え、サーキット走行にも対応したブレンボ社製システムを採用している。ホイールは高剛性の18インチ鍛造アルミホイールで、タイヤは専用開発されたミシュラン・パイロットスーパースポーツである。

470psと61.5kgmを発生する3.6リッターV6ツインターボエンジン。
470psと61.5kgmを発生する3.6リッターV6ツインターボエンジン。
インテリア。「ATS-V」のハンドル位置は左のみとなる。
インテリア。「ATS-V」のハンドル位置は左のみとなる。
レカロ製の16ウェイパフォーマンスシート。
レカロ製の16ウェイパフォーマンスシート。

■“Vシリーズ初”のエンジンを搭載

パワーユニットはキャデラックVシリーズとしては初となる、ツインターボチャージャーを備えた3.6リッターV6 DOHC 24バルブ。ターボチャージャーは低慣性チタンアルミナイド製タービン、パッケージング効率を最適化した低容量チャージクーリングシステムなどを備える。レスポンスのよさが特徴で、最高出力470ps/5850rpm、最大トルク61.5kgm/3500rpmを発生。トランスミッションはローンチコントロールとパフォーマンス・アルゴリズム・シフトを備えたパドルシフト付きの8段ATで、本国には存在する6段MT仕様は設定されない。駆動方式はFRのみ。ドライブトレインには電子制御リミテッド・スリップ・ディファレンシャルが標準で備わる。
セグメント随一とうたわれるサーキットモードを含む、4つの走行モードが選択可能な「ドライバーモード・コントロール」も与えられる。

公表されたデータによると、最高速185mph(約298km/h)、0-60mph(0-約97km/h)加速3.8秒(いずれも北米仕様)と、「メルセデスAMG C63」「BMW M3セダン/M4クーペ」「アウディRS 4」などの、市場でライバルとなるであろうドイツ勢を上回るパフォーマンスを誇る新型ATS-V。
ハンドル位置は左のみで、ベーシックな「ATS-V Spec-A」(990万円)とカーボンファイバーエアロパッケージ付きの「ATS-V Spec-B」(1090万円)の2車種が、カタログモデルとしてラインナップされる。

また、2015年8月23日までの期間限定で、「カスタム・プレオーダーキャンペーン」と呼ばれる先行受注キャンペーンも実施される。これにより、カタログモデルよりも多いオプションとカラーバリエーションが選択可能になるほか、カタログモデルで標準装備となるスウェーデッドマイクロファイバーのステアリングホイールとシフトノブ、カーナビが除かれた950万円のスタート価格で購入可能となる。
デリバリーの開始時期は、2016年の第1四半期になる見込みだ。

(文=沼田 亨)

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