「水野和敏的視点」 vol.110 マツダ・ロードスターSスペシャルパッケージ(前編)

2015.07.24 mobileCG
 
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「水野和敏的視点」 vol.110 マツダ・ロードスターSスペシャルパッケージ(前編)

R35型「日産GT-R」の生みの親、育ての親であるだけでなく、レース界での活躍やセダンの進化への貢献など、自動車の世界で数々の成果を上げてきた水野和敏氏。そんな氏が歯に衣を着せず、本音でクルマを語り尽くす『mobileCG』の特集「水野和敏的視点」。今回は初心にかえって軽量コンパクトを目指した4代目「マツダ・ロードスター」を取り上げる。

 
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マツダ・ロードスターSスペシャルパッケージ
ボディーサイズ:全長×全幅×全高=3915×1735×1235mm/ホイールベース:2310mm/車重:1010kg/駆動方式:FR/エンジン:1.5リッター直4 DOHC 16バルブ/トランスミッション:6MT/最高出力:131ps/7000rpm/最大トルク:15.3kgm/4800rpm/タイヤ:(前)195/50R16 (後)195/50R16/車両本体価格:270万円
 
マツダ・ロードスターSスペシャルパッケージ
	ボディーサイズ:全長×全幅×全高=3915×1735×1235mm/ホイールベース:2310mm/車重:1010kg/駆動方式:FR/エンジン:1.5リッター直4 DOHC 16バルブ/トランスミッション:6MT/最高出力:131ps/7000rpm/最大トルク:15.3kgm/4800rpm/タイヤ:(前)195/50R16 (後)195/50R16/車両本体価格:270万円
	 

■「おもてなし」を忘れずに

新型「マツダ・ロードスター」は、このところさまざまなメディアで、もう何度となく取り上げられていますから、読者の方々の中にはもしかすると「またか……」とお感じの方もいるかもしれません。

しかし、2015年の日本のスポーツカー市場を見ていくうえで、新型ロードスターは「ホンダS660」と同様に欠かすことのできないクルマですから、当連載でも一度、きっちりとテストしたいと考えています。今回と次回の2回にわたり、新型ロードスターを“水野和敏的視点”でじっくり分析していきたいと思います。

今回テストするのは、トルセンLSDやリアスタビライザーなどが標準装備となる中間的なグレード「Sスペシャルパッケージ」です。エンジンは新開発の1.5リッター自然吸気エンジン(131ps、15.3kgm)で、トランスミッションについては6段MTと6段ATから選ぶことができますが、今回はもちろん6段MTを選択しました。

さて、実車に接してまず感心したのは、ソフトトップの開閉作業が実に簡単、かつ楽なことです。運転席に座っていても、片手で軽々と操作できます。ことさら高価な部品を使っているわけでもなく、創意工夫でこのスムーズさを実現していて、「日本のクルマ作り」というものを感じさせます。うれしくて、つい何度も開け閉めしてしまいます!

一方で、オープンカーだというのに、センターコンソールにUSB端子が2つ、むき出しのまま設置されているのは気になります。突然の雨に遭遇したとき、これで大丈夫なのでしょうか。ちなみに、前回テストした「ホンダ・ステップワゴン」の端子にはカバーが付いていました。

オープンカーというのは室内に雨が吹き込むこともあるクルマなのです。また、仮に車両側の端子に問題がなかったとしても、そこにつなぐ端子や機器に水滴がついてダメージをこうむることもあるわけです。もう少し、相手の接続機器の保護のことまで考える配慮がほしいところですね。それが「日本のおもてなし」というものだし、そういった製品作りこそが、真の国際競争力となっていくはずだからです。「おもてなしの概念は日本人の強み」ですから……。(づつく)

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(語り=水野和敏/まとめ=青木禎之<Office Henschel>/写真=小林俊樹)

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