ポルシェ・ボクスター スパイダー(MR/6MT)

正常進化したピュアロードスター 2015.08.03 試乗記 「ポルシェ・ボクスター」の頂点に君臨する「ボクスター スパイダー」に試乗。シリーズ中、最も軽いボディーに、最もパワフルな3.8リッターフラット6を搭載したピュアロードスターがもたらす世界とは? イタリア・フィレンツェからの第一報。

フィロソフィーは変わらない

2009年末に、カリフォルニアで乗った初代モデルの印象をお伝えしてからはや5年と8カ月(該当記事はこちら)。現行981型をベースとしたものへと代替わりした2代目ボクスター スパイダーの国際試乗会は、イタリアのフィレンツェ近郊をベースに開催された。

ソフトトップ開閉機構の“非自動化”を軸に、装備の見直しも含めて軽量化を推進。そこによりパワフルな心臓を搭載し、それに見合った専用チューニングを行った足まわりを組み合わせることで、シリーズ中最もピュアで、ポテンシャルの高い運動性能を目指す……といったクルマづくりの方向性は、初代モデルから変わっていない。そんな2代目となるボクスター スパイダーを、ポルシェ自身では“究極のドライビングプレジャーのためのピュアロードスター”と紹介する。

シートの背後から後方へと伸びる、リアリッド上の2つの膨らみが、1960年代に活躍した「718スパイダー」の面影をほうふつとさせ、左右後端で後方へと引かれたソフトトップのフィン部分が、ルーフクローズ時でもオリジナルボクスターとは趣を異にする独自のスタイリングをアピール、といったデザイン面でのアイデアも、やはり初代モデルに採用されたものと同様。

すなわち、2代目の概要を知った時点での第一印象は、「これは初代の“正常進化版”だな」というものであったわけだ。

2015年4月のニューヨークオートショーでお披露目された「ボクスター スパイダー」。日本では4月15日に予約受注が開始された。車両価格は1012万円。
2015年4月のニューヨークオートショーでお披露目された「ボクスター スパイダー」。日本では4月15日に予約受注が開始された。車両価格は1012万円。
ギアボックスは6段MTのみ。「ケイマンGT4」と同様に、シリーズで最も小さい直径360mmのステアリングホイールが装着される。
ギアボックスは6段MTのみ。「ケイマンGT4」と同様に、シリーズで最も小さい直径360mmのステアリングホイールが装着される。
初代「ボクスター スパイダー」と同様に、ソフトトップの後端が“フィン”を思わせる独特なデザインとなる。
初代「ボクスター スパイダー」と同様に、ソフトトップの後端が“フィン”を思わせる独特なデザインとなる。
「ボクスター スパイダー」の精神的源流「718スパイダー」。
「ボクスター スパイダー」の精神的源流「718スパイダー」。

この記事の大きな画像を見るためには、画像ギャラリーをご覧ください。

ボクスターの他の画像を見るためには、写真一覧をご覧ください。

関連記事 ホームへ戻る