第5回:ガソリン車とどう違う? XC60 D4比較試乗

さらなる高みへ 2015.08.06 徹底検証! ボルボのディーゼル クリーンディーゼル「D4」エンジンが搭載されるボルボ5車種の中でも、特にディーゼルエンジンとの相性がいいといわれる「XC60 D4」。その走りや燃費を確かめるべく、従来のガソリン車「XC60 T5」とともに、1500kmのロングドライブを実施した。

マナーのよさに感心

新しいクリーンディーゼルボルボの1台、「XC60 D4 SE」で東京から能登半島まで走った。

まずは一気に金沢まで進む計画である。朝早く迎えに来てくれた『webCG』のKさんからステアリングを代わる。それがクリーンディーゼルボルボのファーストタッチだった。

スタートボタンを押して、エンジン始動。すでに暖まっていた2リッター4気筒ディーゼルターボは、ガソリンエンジン並みにひそやかだ。なんてことをもう言う必要もなくなったのが最新クリーンディーゼルの通り相場だが、このD4ユニットは、その中でも静かである。
停車すればアイドリングストップして無音になるし、徹底した燃料節約のために、アイドリングストップのキャンセルボタンすら付いていない。有無を言わせずアイドリングを聞かせないようになっているのだ。

クルマそのものは乗り慣れたXC60だから、もっぱら興味の的は新しいパワーユニットである。D4のベースになったボルボの新世代ガソリン2リッター4気筒ターボを積むXC60より車重は30kg重いが、40.8kgmの最大トルクはガソリン(35.7kgm)をしのぎ、非力さはまったくない。豊かな低速トルクでスルスルスルっと加速する立ち上がりの力強さはむしろガソリン以上である。

いずれにしても、以前からとっくにそのエンジンルームにすみついていたかのようにナチュラルなのが、ボルボ初のクリーンディーゼルの第一印象だ。
中央道から圏央道を経由して、関越道に入り、高坂SAでガソリンXC60組と合流する。

日本では、2015年7月23日に発売された、クリーンディーゼルエンジン搭載の「ボルボXC60 D4 SE」。今回は、東京~輪島間のおよそ1500kmを走破した。


    日本では、2015年7月23日に発売された、クリーンディーゼルエンジン搭載の「ボルボXC60 D4 SE」。今回は、東京~輪島間のおよそ1500kmを走破した。
一路、高速道路を北陸へとひた走る。フロントウィンドウ越しに見えるのは、比較対象として同行したガソリン車「ボルボXC60 T5 SE」だ。
一路、高速道路を北陸へとひた走る。フロントウィンドウ越しに見えるのは、比較対象として同行したガソリン車「ボルボXC60 T5 SE」だ。
1750rpmという低回転域で40.8kgmの最大トルクを発生する、ボルボのクリーンディーゼル「D4」ユニット。アイドリングストップ機能も備わる。
1750rpmという低回転域で40.8kgmの最大トルクを発生する、ボルボのクリーンディーゼル「D4」ユニット。アイドリングストップ機能も備わる。
2リッター直4ガソリンターボエンジンを搭載する「XC60 T5 SE」。今回導入されたディーゼルモデル「D4」と入れ替わる形で、カタログ上からは姿を消す。
2リッター直4ガソリンターボエンジンを搭載する「XC60 T5 SE」。今回導入されたディーゼルモデル「D4」と入れ替わる形で、カタログ上からは姿を消す。
死角に他車両が存在することを知らせる「BLIS(ブラインドスポット・インフォメーション・システム)。警告ランプがドアミラー上ではなく室内側にあることで、天候の影響を受けにくいとされる。
死角に他車両が存在することを知らせる「BLIS(ブラインドスポット・インフォメーション・システム)。警告ランプがドアミラー上ではなく室内側にあることで、天候の影響を受けにくいとされる。
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