【スペック】GS450h“バージョンL”:全長×全幅×全高=4850×1840×1455mm/ホイールベース=2850mm/駆動方式=FR/3.5リッター V6DOHC24バルブ(295ps/6000rpm、36.3kgm/4500rpm)+交流同期電動機(200ps、28.0kgm)/テスト車はプロトタイプ(豪州仕様車)

レクサスGS プロトタイプ(FR/6AT)【試乗記】

ニッポンの道しるべ 2011.11.28 試乗記 レクサスGS プロトタイプ

生まれ変わった「レクサスGS」のプロトタイプに試乗。このモデルには、日本(人)がグローバルに活躍するためのヒントが隠されていた!?

帰国子女メイク

「GSという名前を変えてもいいぐらいだと思っています」「レクサス第2章の幕開けです」
これは、新型「レクサスGS」の開発のまとめ役を務めた、金森善彦チーフエンジニアの言葉だ。レクサス・ブランドの屋台骨を支えるはずのGSであるけれど、現行モデルは正直、世界的に見てもパッとしなかった。そこで新型「GS」の開発にあたっては、特にデザインと走りを根っこから変えたのだという。

新型「レクサスGS」のプロトタイプの試乗会は、富士スピードウェイで行われた。駐車場に何十台と並んだプロトタイプの顔は、確かに現行モデルから雰囲気ががらりと変わった。
現行型は喜怒哀楽を感じさせない、クールな表情だ。一方、「スピンドルグリル」とLEDを組み合わせた新型の顔からは、はっきりとした感情、ギラギラとした野心が感じられる。「やったるでー」とか「ルック・アット・ミー」的な自己主張があるのだ。

この顔は何かに似ている! と思ってピンときたのが帰国子女のメイクだ。ほら、帰国子女の女性って、みんなアイラインが濃くて独特の雰囲気があるじゃないですか。新型レクサスGSのフロントマスクには、帰国子女メイクの「埋もれないわよ!」パワーに似たものを感じる。

顔だけでなく、新型レクサスGSのデザインは全体にソリッドで、削り出しの金属みたいなカタマリ感がかっこいい。ライバルに似ていないし、新しさもある。ただ、ここで頭の中に巨大な「?」マークがふくらむ。「L-finesseはどこへ行ったのでしょうか?」という疑問だ。
「L-finesse」とはレクサス車のデザインのアイデンティティーを表す言葉で、日本語だと「先鋭-精妙の美」と説明される。レクサスのデザインは日本らしい繊細な美しさを追求するから、欧米の高級車の「オラオラ!」的な押し出しの強さとは一線を画すはずではなかったか。

塗装の美しさや線や面の緻密さなど、新型GSにも「L-finesse」的な世界観が生きていることはわかる。それでも、この顔にしたということは「ギラギラ」「オラオラ」の土俵に乗って戦うということだろう。
というモヤモヤした気持ちを抱きながら、新型GSのドアを開く。

試乗の舞台となった富士スピードウェイには、新型「レクサスGS」のプロトタイプがずらりと並べられた。
試乗の舞台となった富士スピードウェイには、新型「レクサスGS」のプロトタイプがずらりと並べられた。
前席の様子。現行モデルに比べてヘッドクリアランスが30mm広くなるなど、居住性の向上が図られている。
前席の様子。現行モデルに比べてヘッドクリアランスが30mm広くなるなど、居住性の向上が図られている。
2つの台形を上下に向かい合わせたような形状の「スピンドルグリル」が強い個性を放つ。スピンドル(糸巻き)に似ていることから名付けられたもので、これから登場するレクサス車にも共通するテーマだという。
写真左の「GS350」とその隣に並ぶ「GS250」はともにスポーティーグレード「F SPORT」。フロントマスクは専用デザインで、ラジエターグリルがメッシュになるなど他グレードとの違いが見られる。
2つの台形を上下に向かい合わせたような形状の「スピンドルグリル」が強い個性を放つ。スピンドル(糸巻き)に似ていることから名付けられたもので、これから登場するレクサス車にも共通するテーマだという。
写真左の「GS350」とその隣に並ぶ「GS250」はともにスポーティーグレード「F SPORT」。フロントマスクは専用デザインで、ラジエターグリルがメッシュになるなど他グレードとの違いが見られる。

この記事の大きな画像を見るためには、画像ギャラリーをご覧ください。

GSの他の画像を見るためには、写真一覧をご覧ください。

関連記事 ホームへ戻る