ジープ・レネゲード トレイルホーク(4WD/9AT)/レネゲード リミテッド(FF/6AT)

「Jeep」という名の神通力 2015.09.15 試乗記 ジープ初のコンパクトSUV「レネゲード」に試乗。フィアットとの共同開発になろうと、生産地がイタリアになろうと変わらない、ジープならではの魅力とは?

フレンチブルドッグじゃん!

「フレンチブルドッグじゃん!」
それがジープ・レネゲードを目の当たりにした第一印象だ。スモールSUVとはいうものの、小さいというよりはギュッとしたカタマリ感が強く、ブルドッグ特有の短くも筋肉質な四肢をほうふつとさせる。顔もまたいじらしいほどにクシュッとしていて、もはやフレンチブル以外には見えなくなってしまった。

いつだったかテレビでフレンチブルドッグの魅力を伝える番組を見て以来、かなり気になっている。もし何かの縁でこいつの赤ん坊に出会っちまったら、どこかで静かに眠っているはずの衝動を抑えることができないかもしれない。なんてことを胸に秘めていた折にレネゲードを目の当たりにしたから、「これはちょっとヤバいかも?」とブルッとしたのはシャレなんかじゃない。

神奈川県藤沢市の湘南T-SITEで開催されたジープ・レネゲードのデビューイベント。特設ブースなどが設けられ、なかなか盛大だった。おやっと思ったのは、ブース内に「ウィリス・ジープ」が展示されていたことだ。クロカンだのSUVだのといろんな呼び名がつくものの、このアメリカ製軍用車は四駆の祖であり、ジープの源流でもある。その横に真新しいレネゲード。何でまたウィリスなのだろうと、ちょっと不思議だった。そのささいな違和感は、レネゲードの随所からにじみ出していることを後に知るのである。

「ジープ・レネゲード」は、ブランド初のコンパクトSUVであることに加え、フィアットとの共同開発車であったり、生産拠点がイタリアであったりと、ジープにとって“初物尽くし”のモデルとなる。
「ジープ・レネゲード」は、ブランド初のコンパクトSUVであることに加え、フィアットとの共同開発車であったり、生産拠点がイタリアであったりと、ジープにとって“初物尽くし”のモデルとなる。
「リミテッド」のインテリア。オーディオを操作するタッチスクリーンの枠には、ジープの歴史を表す「SINCE 1941」という文字があしらわれている。
「リミテッド」のインテリア。オーディオを操作するタッチスクリーンの枠には、ジープの歴史を表す「SINCE 1941」という文字があしらわれている。
発表会の会場に展示されていた「ウィリス・ジープ」。戦後、ジープの商標はウィリス・オーバーランド社が所有していたが、度重なる買収劇や合従連衡を経て、今ではFCAのものとなっている。(写真=webCG)
発表会の会場に展示されていた「ウィリス・ジープ」。戦後、ジープの商標はウィリス・オーバーランド社が所有していたが、度重なる買収劇や合従連衡を経て、今ではFCAのものとなっている。(写真=webCG)

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