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大矢アキオ、捨て身の路上調査員「ブダペスト編」

2015.09.18 エッセイ

ビザが必要だった頃

自動車雑誌ではわからない世界各地の路上クルマ風景を見て、感じていただく企画「捨て身の路上調査員」シリーズ、今回はハンガリーのブダペスト編である。

ボクは、ちょうど20年前の1995年にブダペストを訪れている。1989年の第三共和国成立からわずか6年、日本人がハンガリーに入国するにはまだビザが必要で、当時東京に住んでいたボクは、三田の大使館まで申請に行ったものだ。そのときはオーストリアのウィーンでレンタカーの「オペル・コルサ」を借り、同様にビザが必要だったスロバキアを通過してハンガリー入りした。
ハンガリー入国後、途中のサービスエリアでは小遣い銭を求める子供たちが近寄ってきた。たどり着いたブダペストでは、修復が行われていないくすんだ外壁をもつ建物が連なっていたものだ。

ハンガリーの名所、くさり橋にて。手前のタクシーは、初代「シトロエンC4ピカソ」である。
1995年に筆者が取得したハンガリーのビザ。
ブダペストの地下鉄といえば、世界初の電気運転の地下鉄である1号線が有名だが、この3号線も、ほどよいレトロ風味を出している。

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大矢 アキオ

大矢 アキオ

コラムニスト。国立音楽大学ヴァイオリン専攻卒にして、二玄社『SUPER CG』元編集記者、そしてイタリア在住20年という脈絡なき人生を歩んできたものの、それだけにあちこちに顔が広い。今日、日本を代表するイタリア文化コメンテーター。10年以上にわたるNHK『ラジオ深夜便』リポーター、FM横浜『ザ・モーターウィークリー』季節ゲストをはじめラジオでも活躍中。『Hotするイタリア』『イタリア発シアワセの秘密 ― 笑って! 愛して! トスカーナの平日』(ともに二玄社)、『カンティーナを巡る冒険旅行』『ザ・スピリット・オブ・ランボルギーニ』(ともに光人社)、電子書籍『イタリア式クルマ生活術』(NRMパブリッシング)など数々の著書・訳書あり。