東京モーターショー2015

ホンダが新型FCVセダンを世界初公開【東京モーターショー2015】

2015.09.30 自動車ニュース
ホンダが発表予定の新型FCVセダン。
ホンダが発表予定の新型FCVセダン。

【東京モーターショー2015】ホンダが新型FCVセダンを世界初公開

本田技研工業は、第44回東京モーターショー(開催期間:2015年10月28日~11月8日。一般公開は10月30日から)で、燃料電池自動車(FCV)のセダンを世界初公開する。

 
ホンダが新型FCVセダンを世界初公開【東京モーターショー2015】の画像

■航続距離は700km、家庭への給電も可能

新型FCVセダンは、2008年にリース販売された世界初のFCV専用設計セダン「FCXクラリティ」のコンセプトを受け継ぐ市販モデル。なお、現時点では車名は未発表で、資料には便宜的に「新型FCV(仮称)」と記されている。

FCVクラリティでは、左右座席間のセンタートンネル内に燃料電池スタックが設置されていたため乗車定員は4人だったが、新型モデルでは燃料電池スタックや発電システムなどを大幅に小型化。燃料電池パワートレインをV6エンジンと同等のサイズまで小型化することで、市販車セダンとしては世界で初めてボンネット内に集約し、「大人5人が快適に座れる、ゆとりあるフルキャビンパッケージ」を実現したという。

搭載される燃料電池の最高出力は100kW以上、モーターの最高出力は130kWで、航続距離は700km以上(JC08モード走行時)に達する。水素タンクの充塡(じゅうてん)に要する時間は3分程度としており、ガソリン車と同等の使い勝手が期待される。

エクステリアデザインは“BOLD and AERO”をコンセプトとし、「堂々とした車格を演出するワイド&ローボディーと、空力性能を追求した流麗なフォルムを融合」したとされている。
インテリアデザインのコンセプトは“Advanced Modern Lounge”で、ホンダの「瞬間認知・直感操作の設計思想」に基づいたインターフェースデザインを採用。広さを感じるシンプルな構成にすることで、いつまでも乗っていたくなるような心地よさを表現したという。

ホンダはFCVの本格的な普及を進めるため、「つくる」「つかう」「つながる」をコンセプトに、水素社会の実現に向けた研究開発を続けている。
「スマート水素ステーション」はホンダ独自の高圧水電解システムを採用した水素ステーションで、事前に工場で組み立てて設置する「パッケージ化された水素ステーション」であるため、設置工事期間と設置面積が大幅に削減される。
スマート水素ステーションは、すでにさいたま市と北九州市に設置され、実証実験が進められている。

またホンダは、この新型モデルを一般家庭のおよそ7日分の電力をまかなう「発電所」として利用可能な、外部給電用インバーターを同時に公開する。

(文=工藤考浩)

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