東京モーターショー2015

ケン・オクヤマがKode9スパイダーを発表【東京モーターショー2015】

2015.10.30 自動車ニュース
KEN OKUYAMA DESIGNのブースと、2015年10月28日に行われたプレスブリーフィングの様子。

【東京モーターショー2015】ケン・オクヤマが「Kode9スパイダー」を発表

工業デザイナーの奥山清行氏が率いるKEN OKUYAMA DESIGNが、2015年10月28日に開幕した第44回東京モーターショーにブースを出展。「Kode7シリーズII」や「Kode9スパイダー」といったスポーツカーに加え、奥山氏がデザインを手がけたトラクターや耕運機、家具、アイウエアなどの展示を行っている。

デザインを手がけた大型トラクターの量販モデル「ヤンマーYT5113」とともに写真におさまる奥山清行氏。
「Kode7シリーズII」
“ガルフカラー”でペイントされた「Kode9スパイダー」。
「Kode9スパイダー」のリアビュー。
クーペボディーの「Kode9」と奥山清行氏。

■創業9年で日本屈指のデザイン会社に成長

今年で創業9年目を迎えた、KEN OKUYAMA DESIGN(以下、ケン・オクヤマ)。今や日本で2番目に大きな工業デザインの会社に成長し、年商10億円を数えるという。そのプロダクトと作業は多岐にわたり、デザインの監修から企業へのデザイン提供、さらには自社ブランドの商品とその販売網を持つにいたったという。その商品はテーブルウエアから、カバン、アイウエアといった身近な商品で、これらはウェブ上、ならびにまだ2軒とはいえ、実際に手に取ってみることのできる店舗にも置かれている。

それでも、ケン・オクヤマといえば、やはりカーデザイン。2年前の東京モーターショーでは自動車カロッツェリア事業を開始すると発表し、同時に2つのモデルを披露していた。このうち、「Kode7」と呼ばれたオープン2シーターは、今回その名もKode7シリーズIIへと進化した。軽量化のために設計を変更し、剛性を高めながらも車重は680kgに抑えているという。そして、同じく2年前にワールドプレミアされた「Kode9」は、プロダクションモデルのデリバリーが開始され、2015年モデルの5台はすべて完売したという。今回ショーブースに展示された2台は、いずれもすでに顧客の元に渡ったモデルを借用して展示したそうだ。

そして、今回のショーで目玉となったのは、そのKode9のスパイダーバーションである。ブルーとオレンジのカラーに塗り分けられたモデルは、オイルメーカーのガルフとのコラボレーションによるもので、東京モーターショーでの公開と同時に5台限定で注文受け付けが開始された。ショーに展示されたモデルにはスーパーチャージャー付き1.8リッター4気筒ユニットが搭載されていたが、顧客の好みに応じて排気量にして1.6~2.4リッター、最大で370kgまでの重さのパワートレインを搭載することが可能で、仕様によっては2.1kg/psというパワーウェイトレシオを実現するという。

また、今回は画像のみの発表となったが、現在ワンオフのスポーツカーを受注・制作しており、2016年8月のモントレーカーウィークでお披露目する予定があるという。エンジンはV型12気筒、アルミシャシーにカーボンファイバー製ボディーを持つモデルだそうだ。来年のモントレーはケン・オクヤマのワンオフモデルが注目を集めそうである。

(文=中村孝仁/写真=webCG)

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