東京モーターショー2015

トヨタ・プリウス:フロンティアゆえの大きな変革

2015.10.31 自動車ニュース
トヨタ・プリウス
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トヨタ・プリウス:フロンティアゆえの大きな変革

数多くのコンセプトカーや市販予定のクルマが会場せましと展示されている東京モーターショー。正直、前回よりも見どころは多いと思います。その中で私はやはり新型「トヨタ・プリウス」をオススメしたい。え、ベタすぎるんじゃないかって? いやいや、プレスカンファレンスにあのイチロー選手がサプライズ出演したからとかじゃありません。きちんと理由があるんです。

 
トヨタ・プリウス:フロンティアゆえの大きな変革の画像
 
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■プリウスがプリウスでなくなることはありえない

仕事柄、発表前とかその直後とか、早い段階でニューモデルに触れることはめずらしくないのですが、この新型プリウス(プロトタイプ)にも事前に見て、そして触れる機会がありました。

そもそも、プリウスは日本の、いや世界のクルマ市場におけるハイブリッドカーの開拓者です。開拓者である以上、常に最先端を走ることを求められます。車名の由来がラテン語で「~に先駆けて」という意味ですから、もしほかのクルマに抜かれてしまったら、その瞬間にプリウスはプリウスでなくなってしまう。かなり大げさかもしれませんが、開発陣はそのくらいの意気込みでやっているはずです。

さて、その新型プリウスですが、先行して販売されている「ミライ」にデザインが似ている(特にリア周り)と感じる方も多いかもしれません。だからこそ東京モーターショーではじっくり細部を見てほしいのです。似ているようで全然似ていないディテールの細かさを感じ取ってほしい。インテリアにしても同様です。センターメーターは初代から続くプリウスのアイデンティティーですが、新型ではこれを今の時代に適合させた新しいインフォメーションを見ることができます。

 
トヨタ・プリウス:フロンティアゆえの大きな変革の画像
 
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■新しいプラットフォーム「TNGA」は要チェック

そしてプリウスといえば燃費が当然のテーマになってきます。注目される40km/リッターは達成するようですが、厳しい言い方をすれば、それはおそらく最廉価のモデルだけのはず。でも、それでいいんです。カタログ値が40km/リッターだろうが37km/リッターだろうが、走り方で実際の燃費は大きく変わりますから。

それよりも注目したいのは、トヨタが開発した新しいグローバルプラットフォーム「TNGA」です。細かいことはここでは触れませんが、このクルマに乗った豊田章男社長からもかなりのお墨付きを頂いていると開発の方は胸を張っていました。実際に運転席に座ってみると、これまでのプリウスよりは少し低く、スポーティーなドライビングポジションであることが分かります。もちろん、居住性は犠牲になっていないですし、荷室容量も従来モデルから拡大されています。先進安全装備も、完璧とはいきませんが、十分な内容と言えるでしょう。

個人的には、1年後に発売される……と勝手に予測している「プリウスPHV」が、どの位の性能を持っているかが気になります。「三菱アウトランダーPHEV」や「フォルクスワーゲン・ゴルフGTE」などを見れば分かるとおり、プラグインハイブリッド車はいまや優れた中継ぎピッチャー。プリウスPHVもネックとされた航続距離をきっと改善してくるでしょう。私としては、単に「外部充電が可能なプリウス」だったこれまでとは戦略を変え、新型はプレミアム路線で展開してくるのではと考えています。

あれこれと妄想が膨らむほどに期待できる新型プリウス。その実車を東京モーターショーでぜひ見てください。ただ、プリウスのまわりはすごく混んでいると思うので、見学は計画的に……。

(文=高山正寛/写真=峰 昌宏)

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