東京モーターショー2015

ヤマハ・スポーツライドコンセプト:“ヤマハらしさ”があふれている

2015.10.31 自動車ニュース
ヤマハ・スポーツライドコンセプト
ヤマハ・スポーツライドコンセプト

ヤマハ・スポーツライドコンセプト:“ヤマハらしさ”があふれている

国内外の自動車会社が出展したスポーツカーたちに心ときめかせつつ、ヤマハ発動機のブースにたどり着いてこれを見た瞬間、大どんでん返しを食らったような気分になった。

 
ヤマハ・スポーツライドコンセプト:“ヤマハらしさ”があふれているの画像
 
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■四輪メーカーのスポーツカーとは一線を画すセンス

まずは小ささと軽さ。「ヤマハ・スポーツライドコンセプト」の全長×全幅×全高は3900×1720×1170mmで、車両重量は750kg。「マツダ・ロードスター」より少し小さく、約250kgも軽い。デザイナーに話を聞いて、この小ささ軽さはモーターサイクルメーカーならではのこだわりの結果であることを知った。

スポーツカーは年々大きく、重く、速くなっている。でも同じことをモーターサイクルでやったら、とてもじゃないけど扱えない。車名に“ライド”という言葉を使っているように、二輪車感覚のコンパクトネスと俊敏な走りをスポーツカーで“再現”した乗り物なのだ。

デザインもモーターサイクルっぽい。四輪車のように“塊”で作るのではなく、いろんな要素を組み合わせて構築している。聞いたらその通りだった。エレメンタリズム(要素主義)という言葉を、そのデザイナーは使っていた。

しかも下絞りの顔はボートがモチーフで、ドアやフロアはモーターサイクルのような開放感が得られるようにスケルトンパネル(!)を使い、インテリアのアルミはオーディオを参考にするなど、ヤマハらしさも満載。

スポーツカーは楽器と同じ。過剰である必要はない。見て触れて操ることで心が豊かになり、非日常を感じられる存在。楽器屋がルーツのモーターサイクルメーカーが作った四輪車は、モンスターになりたがる自動車会社のスポーツカーに一石を投じる存在でもあるのだ。

(文=森口将之/写真=峰 昌宏)
 

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