ホンダブースではモデューロの展示に注目【東京オートサロン2016】

2015.12.18 自動車ニュース
「ホンダ・ステップワゴン モデューロコンセプト」

【東京オートサロン2016】ホンダブースではモデューロの展示に注目

ホンダの純正用品を生産・販売するホンダアクセスは2015年12月18日、東京オートサロン2016(開催期間:2016年1月15日~17日)に、純正カスタマイズブランド「モデューロ」のコンセプトモデルなどを出展すると発表した。

今回話お聞きした、ホンダアクセスの清松邦人さん。
専用のバンパーやフロントグリルが装着された「ステップワゴン モデューロコンセプト」のフロントまわり。
「ステップワゴン モデューロコンセプト」のアルミホイール。
「ステップワゴン モデューロコンセプト」のリアビュー。リアのバンパーガーニッシュも同車専用となる。
ブラックのエクステリアパーツなど、市販予定のアクセサリーが装着された「モデューロ フィット」。
写真のスポーツシートはノーマルのシートを改造したもの。
ルーフキャリアを装着した「モデューロS660スタディーモデル」。専用アルミホイールの「MR-R01」にも注目。
専用の内外装パーツが特徴の「モデューロ シビック タイプR」。フロントのバンパーガーニッシュやテールゲートスポイラーなどはカーボン製となる。
「モデューロ シビック タイプR」に装着される19インチアルミホイール「MR-R02」。
「N-ONEモデューロX」(写真左)と「モデューロS660スタディーモデル」(写真右)。
F1マシンの「マクラーレン・ホンダMP4-30」。写真は2015年の東京モーターショーでの展示の様子。
2015年の東京モーターショーに出展された「RC213V-S」。

■純正車とも無限とも異なるモデューロならではの魅力

2016年1月15日と16日に開催される「第34回東京オートサロン」に、今年もホンダのカスタマイズブランドであるモデューロが出品する。開催を前に、モデューロのスタッフに出品内容を聞くことができた。

それによると、今年の展示ではこれまで以上にモデューロのブランド認知向上を重視し、「機能性」と「FUNな走り」を併せ持つ、本家のホンダとも、無限とも異なる“モデューロらしさ”を、しっかりとアピールしたいという。

モデューロがリリースするエクステリアやインテリアのパーツは、すべて見た目だけでなく、しっかりとした機能を備えている。そして走り味としては、タイムを追求するのではなく、日常生活の中で疲れず、それでいていつもの交差点を曲がるだけでも楽しいと感じさせる、そんな理想を目指したパーツを用意しているという。過去には、あまりにノーマルの足が硬すぎると話題になったホンダのスポーティーモデルにおいて、購入ユーザーの半数以上がより柔らかいモデューロのサスペンションに交換したというエピソードもある。モデューロの目指す、“日常生活で疲れずに、それでいてFUNな走り”をユーザーが認めた例といっていいだろう。

■目玉は「ステップワゴン モデューロコンセプト」

今回のオートサロン出展車を見ても、やはり機能性がしっかりと備わっていることがわかる。参考出品車である「ステップワゴン モデューロコンセプト」のエアロパーツは、見た目だけでなく実際に空力性能を高めるため、コンピューターシミュレーションと風洞実験を通して開発が進められたものだ。
大きく開いたフロント開口部から取り入れられた空気は、エンジンルームの床下から排出され(そのために床下のエンジンカバーも短くなっている)、フロントリップの下から入った流れと一緒になって車体後部へ進み、リアバンパーのディフューザー部から抜けてゆく。こうした空気の流れをエアロパーツでコントロールすることで、高速走行時の直進安定性を向上させたという。旋回時の空気の流れも考慮しており、ドライバーの意思通りにクルマが素直に向きを変えつつ、安定したコーナリングを実現のにも貢献する。見た目の格好良さだけでなく、走行性能に貢献するエアロパーツなのだ。

「フィット」に用意されたカスタマイズシート(市販予定)もモデューロならではの製品だろう。ノーマルシートと同様に、シート内蔵のエアバッグやシートリマインダー機能が備わっているのだが、それもそのはず、このカスタマイズシートは純正シートを改造したものなのだ。「スポーツシートを装着する=シート交換」というこれまでの常識を覆す、新しい提案となっている。

また「S660」用にはルーフキャリア(参考出品)を用意。大人2人がちょっとした旅行に行くための荷物を載せることを想定したもので、使わないときは折りたたむことができる。専用アルミホイール「MR-R01」もモデューロの技術とこだわりが詰まった製品となっており、サスペンションとのマッチングを鑑みた開発によりハンドリングが向上するという。ホイールは軽ければ軽いほど、剛性が高ければ高いほど良いと思われがちだが、スプリングやダンパーの特性、足まわりのジオメトリーなど、車両全体で考えると、適正なホイールの重量と剛性があるとのこと。あえて重量を増やし、剛性を落とすことで、フロントの舵(だ)がより利くようになり、リアのトラクションがよりかかるようになるという。こうしたパーツ開発ができるのも、モデューロという自動車メーカー直系のカスタマイズブランドならではの強みだろう。

また、「モデューロ シビック タイプR」に装着される19インチアルミホイール「MR-R02」については、SUPER GTのGT500クラスに参戦する「ドラゴ・モデューロ NSX CONCEPT-GT」のホイールとデザインコンセプトを共有。鍛造と切削という凝った工法を組み合わせて製作されており、スポーク部を見るとサイド部分がえぐられている。こちらは30台分だけの限定品で、価格は19万4400円(1本、税込み)となっている。

これらモデューロの車両を含む、ホンダブースの展示車両は以下の通り。

【四輪車】
・ステップワゴン モデューロコンセプト
・無限シビック タイプRコンセプト
・モデューロS660スタディーモデル
・ホンダS660無限RAプロトタイプ
・N-ONEモデューロX
・N-BOXモデューロX
・モデューロ シビック タイプR
・モデューロ フィット
・N-WGN Daily Luxe Collection
・無限S660
・無限ステップワゴン スパーダ
・無限ヴェゼル
・FIAフォーミュラ・ワン世界選手権 マクラーレン・ホンダMP4-30
・SUPER GT GT500クラス NSX CONCEPT GT(HRD-Sakuraテストカー 99号車)
・全日本選手権スーパーフォーミュラ SF14(チーム無限 ♯16山本尚貴)
・N-ONE OWNER’S CUP車両(マクラーレン・ホンダ カラー)

【二輪車】
・CRF1000アフリカツイン(欧州仕様)
・フォルツァ125(欧州仕様)
・RC213V-S
・CBR1000RR SP
・VFR800X
・MotoGP RC213V(レプソル・ホンダレーシング ♯93マルク・マルケス)
・マン島TT Zeroクラス 神電 四(チーム無限 ♯1 ジョン・マクギネス)

【汎用(はんよう)製品】
・ハンディータイプ蓄電器E500(参考出展)

(文=鈴木ケンイチ/写真=webCG)
 

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