オフロードの走破性も上々

気になる悪路走破性能も上々だった。森の中のオフロードを10kmほど走り、急な傾斜や凹凸もクリアすることができた。ベンテイガはトルセンタイプのセンターデフで前後にトルクを配分しているだけなので、今回は体験しなかった岩場やぬかるみなどでは副変速機が必要となってくるだろう。

しかし、岩場やぬかるみを自分で走るようなドライビングは冒険の類いに入るようなものだから、グランピングで副変速機は必要ない。

「現行のトゥアレグや『カイエン』に副変速機がオプションで設定されているように、ベンテイガでもそれは可能だ」(開発担当取締役ラルフ・ピーシュ氏)

いずれにせよ、ベンテイガにはさまざまなモデルや装備などが今後、追加されていくようだ。ベンテイガは、ベントレーが開発目標に掲げた通りの「最もラグジュアリーで、最もハイパフォーマンスなSUV」として仕上がっていたことは間違いなく、超高級SUVという新しいセグメントを作り出した。ベンテイガに乗って、グランピングに出かけたい。

(文=金子浩久/写真=ベントレーモーターズ)

 

オフロードを行く「ベンテイガ」。サスペンションは4輪ともエアスプリングで、ストロークの最大は225mm。最低地上高を245mmまで上げることができる。
オフロードを行く「ベンテイガ」。サスペンションは4輪ともエアスプリングで、ストロークの最大は225mm。最低地上高を245mmまで上げることができる。
シャシーのセットアップはセンターコンソールに配置された「ベントレー・ドライブ・ダイナミクス・モード」のロータリースイッチで行う。オンロードセッティングが4種類(左半分)用意されるほか、“オフロードスペック”を選択すればさらにオフロードセッティングが4種類(右半分)加わる。
シャシーのセットアップはセンターコンソールに配置された「ベントレー・ドライブ・ダイナミクス・モード」のロータリースイッチで行う。オンロードセッティングが4種類(左半分)用意されるほか、“オフロードスペック”を選択すればさらにオフロードセッティングが4種類(右半分)加わる。
90種類ものオプションカラーの中で、「ベンテイガ・ブロンズ」(写真)はこのモデル専用に開発されたもの。
90種類ものオプションカラーの中で、「ベンテイガ・ブロンズ」(写真)はこのモデル専用に開発されたもの。

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