最小のキャデラックVシリーズ、ATS-V発売

2016.01.27 自動車ニュース
「キャデラックATS-V」
「キャデラックATS-V」

最小のキャデラックVシリーズ「ATS-V」発売

ゼネラルモーターズ・ジャパンは2016年1月27日、「キャデラックATS-V」の販売を開始した。

 
最小のキャデラックVシリーズ、ATS-V発売の画像
 
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■「Vシリーズ」初のツインターボエンジンを搭載

ATS-Vはキャデラックのコンパクトセダン「ATS」をベースに、470ps(346kW)/5800rpm、最大トルク61.5kgm(603Nm)/3500-5000rpmを発生する3.6リッターV6ツインターボエンジンを搭載した高性能スポーツモデルである。キャデラックの高性能モデル「Vシリーズ」としては歴代最小・最軽量のモデルであり、0-60mph(約97km/h)加速は3.8秒という動力性能を実現している。

Vシリーズ初となるツインターボエンジンについては、パワーをすばやく発生させるとともに、より長く維持させることを重視した設計となっており、ターボチャージャーには低慣性チタンアルミ合金製タービンを採用。パッケージの高効率化とブースト圧の最大化を追求した高効率チャージ・クーリング・システムや、軽量チタン製コネクティングロッドもこのエンジンの特徴となっている。また潤滑システムについては、サーキット走行などで高い横Gにさらされても最適な油圧と冷却性能を維持できるよう設計されているという。

■足まわりは横方向のコントロール性を改善

足まわりにも独自の改良を施しており、フロントサスペンションについては横方向のコントロール性を向上させるため、リンクの設計を変更したほか、ゴムブッシュに代えてボールジョイントを採用している。それに加えてレートの高いスプリングやより硬めのスタビライザーを用いることにより、ロール剛性を50%高めている。一方、リアについてもより硬いブッシュやスタビライザー、レートの高いスプリング、新しいサスペンションサブフレームなどによって横方向のコントロール性を高めるとともに、ロールセンターの移動を抑え、アンチスクオット性を高めているという。また、ダンパーには路面の状況に応じて減衰力を調整できる磁性流体式の第3世代「マグネティックライドコントロール」を装備している。

可変アシスト機構付きの電動パワーステアリングについても、システム剛性を高めてステアリングの精度を向上させ、ドライバーへのフィードバックを高めた。さらに、トラクション性能を高めるためにエレクトロニック・リミテッドスリップディファレンシャルを標準装備とするほか、プロペラシャフトの大型化などにより、加速時に駆動輪に発生する上下振動を低減している。

タイヤサイズはフロントが255/35ZR18、リアが275/35ZR18で、ATS-Vのために専用開発された「ミシュラン・パイロットスーパースポーツ」を装着。ブレーキシステムはブレンボ製で、フロントは370mmのベンチレーテッドディスクと6ピストンキャリパーの組み合わせ、リアは340mmのベンチレーテッドディスクと4ピストンキャリパーの組み合わせとなっている。

また、走行モード切り替え機構の「ドライバーモードコントロール」については、標準モデルに設定のある3つのモードに加えて「サーキットモード」を採用している。

■外装パネルはほぼ専用設計

開口部が拡大されたフロントマスクや大型化されたフェンダーなど、エクステリアも標準モデルとは大きく異なっている。カーボンファイバー製のボンネットにはエアアウトレットが設けられており、エンジンルーム内の熱気を逃がすだけでなく、ラジエーターを通った空気を車体上部に流すことで、高速走行時に発生する揚力を低減。ロッカーモールディングやリアスポイラーと併せて、空力性能を向上させている。またばね下重量を低減するため、足元にはVシリーズ専用の鍛造アルミホイールを装着している。

ラインナップは「Spec-A」と「Spec-B」の2種類で、後者にはブラックロッカーエクステンションやボディーカラードスポイラー、カーボン製のフロントスプリッター、フードベントトリム、リアディフューザーからなる「カーボンファイバーエアロパッケージ」が採用されている。

ボディーカラーは「セーブルブラック」「クリスタルホワイト・トゥリコート」「ラジアント・シルバー・メタリック」「レッド・オプセッション・ティンコート」「ファントムグレイ・メタリック」の全5色。価格はSpec-Aが990万円、Spec-Bが1090万円。

(webCG)

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