アウディ、主力モデルの新型A4を日本で発表

2016.02.08 自動車ニュース
新型「アウディA4 2.0 TFSIクワトロ スポーツ」
新型「アウディA4 2.0 TFSIクワトロ スポーツ」

アウディ、主力モデルの新型「A4」を日本で発表

アウディ ジャパンは2016年2月8日、フルモデルチェンジにより生まれ変わった新型「アウディA4」を発表した。同年2月19日に販売を開始する。

「A4 2.0 TFSI」
「A4 2.0 TFSI」
ヘッドランプはHIDが標準で、オプションでLEDや、ハイビームの配光を自動調整する「マトリクスLEDヘッドライト」が用意される。
ヘッドランプはHIDが標準で、オプションでLEDや、ハイビームの配光を自動調整する「マトリクスLEDヘッドライト」が用意される。
「A4 2.0 TFSI」のインストゥルメントパネルまわり。
「A4 2.0 TFSI」のインストゥルメントパネルまわり。
12.3インチの液晶を使ったフルデジタルメーターの「アウディバーチャルコックピット」。
12.3インチの液晶を使ったフルデジタルメーターの「アウディバーチャルコックピット」。
「A4 2.0 TFSI」のフロントシート。色や素材の違いにより、シートは全6種類が用意される。
「A4 2.0 TFSI」のフロントシート。色や素材の違いにより、シートは全6種類が用意される。
2リッター直4直噴ターボエンジン。FF車用と4WD車用で仕様が異なり、FF車用のエンジンにはアウディ初のミラーサイクル技術が取り入れられている。
2リッター直4直噴ターボエンジン。FF車用と4WD車用で仕様が異なり、FF車用のエンジンにはアウディ初のミラーサイクル技術が取り入れられている。
新型「アウディA4」と、アウディ ジャパンの斎藤 徹代表取締役社長(向かって左)、プロスキーヤーの皆川賢太郎氏(同右)。皆川氏は斎藤社長および望月 修東洋大学教授とともに、エアロダイナミクスに関するトークショーに参加した。
新型「アウディA4」と、アウディ ジャパンの斎藤 徹代表取締役社長(向かって左)、プロスキーヤーの皆川賢太郎氏(同右)。皆川氏は斎藤社長および望月 修東洋大学教授とともに、エアロダイナミクスに関するトークショーに参加した。

■累計販売1200万台の基幹車種がフルモデルチェンジ

前身の「アウディ80」を含めると40年以上の歴史を誇り、累計1200万台以上を販売するアウディの主力モデルA4がフルモデルチェンジした。A4としては5代目、80の時代も含めると9代目となる新型は、最新のモジュラープラットフォーム「MLB evo」の採用によって走りと安全性を磨き上げるとともに、新開発のパワートレインやさらにスタイリッシュなデザインなどが取り入れられている。

エクステリアは、ひと目でアウディのセダンとわかるデザインに仕上がっている。先代のA4から大きく変わっていないように思えるが、実際は特徴的な“シングルフレームグリル”の幅が広くなっていたり、ヘッドライトの意匠がよりシャープになっていたりと、あらゆる部分に手が入れられている。ヘッドライトは標準のバイキセノンヘッドライトに加えて、LEDヘッドライトやハイビームの配光を自動的にコントロールする「マトリクスLEDヘッドライト」がオプションで用意される。

このほかにも、フロントまわりではボンネットがフロントフェンダーに回り込む“クラムシェル”タイプのデザインを採用。そのラインがそのままショルダーラインにつながることで、伸びやかなサイドビューを形成したのも特徴のひとつだ。ボディーサイズは全長と全幅がそれぞれ15mm拡大されて4735mmと1840mmになる一方、全高は10mm低い1430mmとなったことでワイド&ローのフォルムを強調。空気抵抗の低減にも力を入れており、欧州仕様車はCd値0.23を達成しているという。

エクステリア以上に変わったのがインテリアのデザインだ。「A6」などの上級モデル同様、前席を取り囲むような“ラップアラウンドデザイン”をこのA4にも採用するとともに、エアコンの吹き出し口とダッシュボードを帯状に結んだデザインとするなど、その雰囲気は一変した。さらに、フルデジタルメーターの「アウディバーチャルコックピット」をオプション設定するなど、各所にアウディの最新デザインが取り入れられた空間になっている。

■FF車の燃費を大幅に改善

最新のモジュラープラットフォーム「MLB evo」を採用する新型A4は、見えない部分でも大きく進化している。サスペンションは前後ともに5リンク式となり、乗り心地と接地性、ハンドリングが向上。一方、安全装備も充実させている。例えば、追突事故の回避や被害を軽減する「アウディプレセンスシティ」や車線逸脱を防止する「アクティブレーンアシスト」などに加えて、右折時の安全を確保する「ターンアシスト」や後退時に後方の道路状況を監視する「リヤクロストラフィックアシスト」などが用意される。渋滞時に車間を維持するだけでなく、ステアリング操作をサポートする「トラフィックジャムアシスト」機能を備えたアダプティブクルーズコントロールも見逃せない機能だ。

これまでどおり、新型A4にはFFと4WD(クワトロ)が用意され、そのどちらにも2リッター直列4気筒直噴ガソリンターボエンジンとデュアルクラッチトランスミッションの7段Sトロニックが搭載される。FF用の2.0 TFSIエンジンは“ミラーサイクル”を採用した新開発のパワーユニットで、従来のものから最高出力が10ps向上して190psになる一方、燃費は13.8km/リッターから18.4km/リッターと大幅に改善されている(ともにJC08モード)。クワトロ用は従来に比べて41psアップの252psとなった。

ラインナップは、FF、4WDともに、スタンダード仕様とスポーツ仕様が用意される。さらに、スポーツでは内外装をさらにスポーティーに仕上げた人気の「Sライン」を選ぶことも可能だ。価格は、FFの「2.0 TFSI」が518万円、「2.0 TFSIスポーツ」が556万円。4WDの「2.0 TFSIクワトロ」が597万円、「2.0 TFSIクワトロ スポーツ」が624万円である。

(文=生方 聡)

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