アウディが最上級スポーツモデルの新型R8発表

2016.03.27 自動車ニュース
アウディR8 V10クーペ 5.2 FSIクワトロ」と、アウディ ジャパンの斎藤 徹社長(写真右)、R8のプロジェクトマネージャーであるクワトロGmbHのアルウィン・ワトキンス氏(左)。
「アウディR8 V10クーペ 5.2 FSIクワトロ」と、アウディ ジャパンの斎藤 徹社長(写真右)、R8のプロジェクトマネージャーであるクワトロGmbHのアルウィン・ワトキンス氏(左)。

アウディが最上級スポーツモデルの新型「R8」を発表

アウディ ジャパンは、2016年3月26日、フルモデルチェンジにより2代目となったフラッグシップスポーツモデル「アウディR8クーペ」を発表した。同年7月5日に販売を開始する。

「R8 V10クーペ 5.2 FSIクワトロ」
「R8 V10クーペ 5.2 FSIクワトロ」
「R8 V10クーペ 5.2 FSIクワトロ」(奥)と「R8 V10プラス クーペ 5.2 FSIクワトロ」(手前)。
「R8 V10クーペ 5.2 FSIクワトロ」(奥)と「R8 V10プラス クーペ 5.2 FSIクワトロ」(手前)。
「R8 V10プラス クーペ 5.2 FSIクワトロ」のインテリア。メーターにはデジタル表示の「アウディバーチャルコックピット」が全車標準装備される。
「R8 V10プラス クーペ 5.2 FSIクワトロ」のインテリア。メーターにはデジタル表示の「アウディバーチャルコックピット」が全車標準装備される。
「R8 V10プラス クーペ 5.2 FSIクワトロ」のシート。
「R8 V10プラス クーペ 5.2 FSIクワトロ」のシート。
ミドシップ搭載される自然吸気の5.2リッターV10直噴エンジン。
ミドシップ搭載される自然吸気の5.2リッターV10直噴エンジン。
競技車両「アウディR8 LMS」とのデモランを行う2台の「R8」。
競技車両「アウディR8 LMS」とのデモランを行う2台の「R8」。

新型「R8」の発表会では、「R8 LMS」で2016年のSUPER GT GT300クラスに参戦するチームの体制発表も行われた。今シーズンは従来からの「Audi Team Hitotsuyama」に加え、「Audi Team Braille」がR8 LMSで同レースに参戦する。


	新型「R8」の発表会では、「R8 LMS」で2016年のSUPER GT GT300クラスに参戦するチームの体制発表も行われた。今シーズンは従来からの「Audi Team Hitotsuyama」に加え、「Audi Team Braille」がR8 LMSで同レースに参戦する。

■2タイプの5.2リッターV10エンジンを用意

ルマン24時間レースで5度優勝した「アウディR8」の名を掲げる市販モデルが登場したのは、2006年のこと。アウディ独自のスペースフレーム構造「アウディスペースフレーム(ASF)」のボディーに、エンジンをミドシップマウントしたこのスポーツカーは、登場以来2万7000台が販売された。

このアウディのフラッグシップスポーツモデルが、デビューから9年目にしてフルモデルチェンジを受け、2代目となる新型が日本への上陸を果たした。

新型アウディR8クーペは、旧型同様、ミドシップレイアウトを採用する2シータースポーツで、2種類の5.2リッターV10エンジンが用意される。「R8 V10クーペ 5.2 FSIクワトロ」(以下、R8 V10)には最高出力540ps、最大トルク55.1kgmのエンジンを、また上級グレードの「R8 V10プラス クーペ 5.2 FSIクワトロ」(以下、R8 V10プラス)には最高出力610ps、最大トルク57.1kgmというハイスペック仕様のエンジンをそれぞれ搭載。いずれもレブリミット8700rpmの高回転型自然吸気ユニットで、0-100km/h加速はR8 V10が3.5秒、R8 V10プラスでは3.2秒と公表されている。その一方で、低負荷時にエンジンの片バンクを停止するシリンダーオンデマンドや、惰力走行時に2つのクラッチを切るコースティングモード、アイドリングストップ機構などを採用するなど、燃費にも配慮している。

トランスミッションは、デュアルクラッチギアボックスの7段Sトロニック。これに電子制御油圧多板クラッチを用いたフルタイム4WDのクワトロが組み合わされる。

ボディー構造には引き続きASFを採用するが、旧型がアルミのみを用いていたのに対し、新型ではアルミとCFRP(炭素繊維強化プラスチック)を組み合わせることで、フレーム単体重量を200kgに抑えながらボディー剛性を40%向上している。

ボディーサイズは全長4426mm、全幅1940mm、全高1240mmで旧型とほぼ同サイズだが、キャビンを前方に移動することでミドシップらしいプロポーションを実現している。サイドビューにアクセントを与えるサイドブレードは上下2分割タイプとなり、旧型との違いは一目瞭然である。

フロントマスクはヘッドライトやサイドのエアインテークにおいて縦のバーを強調するデザインとし、アウディのスポーツカーとしてのアイデンティティーを高めている。ヘッドライトにはLEDを採用するとともに、R8 V10プラスではハイビーム時の照射距離を従来の約2倍に伸ばした「レーザーハイビーム」を搭載することで、夜間の視界を格段に向上させた。

ドライバー中心のコックピットは、フォーミュラーカーを彷彿(ほうふつ)とさせるモノポストデザインを採用。メーター内に12.3インチの液晶パネルを設置し、車両情報に加えて地図やオーディオの情報などを表示する「アウディバーチャルコックピット」も標準装着となる。

また、新デザインのステアリングホイールには車両特性を変更できる「アウディ ドライブセレクト」の操作スイッチと、エンジンをスタート/ストップするイグニッションスイッチを設置。R8 V10プラスでは、ここにエキゾーストサウンドの切り替えとパフォーマンスモードの選択に使う2つのスイッチが追加される。

価格はR8 V10が2456万円、R8 V10プラスが2906万円となっている。

なお、アウディ ジャパンは新型R8の日本導入に合わせ、同車や「RS」モデルと呼ばれる高性能スポーツモデルを取り扱うサブブランドとして「Audi Sport(アウディスポーツ)」を新設。これらの車両の販売を強化するアウディスポーツストアを立ち上げ、拡販を図ると発表した。アウディスポーツストアは2016年中に24店舗がオープンする予定で、2016年は120台のR8を販売したい考えだ。

(文=生方 聡/写真=生方 聡、webCG)
 

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