フェラーリの新たな4WDモデル「GTC4ルッソ」が上陸

2016.05.10 自動車ニュース
「フェラーリGTC4ルッソ」
「フェラーリGTC4ルッソ」

2016年3月のジュネーブモーターショーで発表されたフェラーリの最新作「GTC4ルッソ」が、同年5月10日に日本デビュー。東京都内でお披露目された。

「GTC4ルッソ」のリアビュー。
「GTC4ルッソ」のリアビュー。
フロントに縦置きされる、自然吸気の12気筒エンジン。最高出力690ps、最大トルク71.1kgmを発生する。
フロントに縦置きされる、自然吸気の12気筒エンジン。最高出力690ps、最大トルク71.1kgmを発生する。
運転席まわりの様子。
運転席まわりの様子。
「GTC4ルッソ」の乗車定員は4人。後席は独立型の2人掛けになっている。
「GTC4ルッソ」の乗車定員は4人。後席は独立型の2人掛けになっている。
発表会の会場には、ネーミングの元とされる往年のフェラーリ、「330GTC」(写真左)と「250GTベルリネッタ ルッソ」(同右)が展示された。
発表会の会場には、ネーミングの元とされる往年のフェラーリ、「330GTC」(写真左)と「250GTベルリネッタ ルッソ」(同右)が展示された。

■大幅進化した四駆の跳ね馬

GTC4ルッソは、2011年に発売され、フェラーリ初の4WDモデルとして話題を集めた「FF(フェラーリ・フォー)」の後継モデル。FF同様、典型的なシューティングブレークタイプのボディーをもつ4シーターモデルだ。ガラリと変わった車名の“GTC”は「330GTC」から、英語のラグジュアリー(luxury)にあたる“ルッソ(Lusso)”は「250GTベルリネッタ ルッソ」からと、いずれも同社の往年の傑作であるFRモデルからとられている。

FFと同じく、GTC4ルッソもフロントに6262ccのV12自然吸気エンジンを搭載し、4輪を駆動する。最高出力690ps/8000rpm、最大トルク71.1kgm(697Nm)/5750rpmと、現代のエンジンとは思えないほど高回転でピークパワーおよびピークトルクを発生する一方で、わずか1750rpmから最大トルクの80%を発生するというフレキシビリティーはいかにも現代的。最高速度335km/h、0-100km/h加速3.4秒、パワー・ウェイト・レシオは2.6kg/psと、スペックは全方位的に前作のFFを上回っている。

FFにはE-Diff(電子制御デフ)、F1-Trac(トラクションコントロール)、SCM(マグネティック・ライドコントロール・サス)、ESC(横滑り防止装置)などを統合制御する4RMシステムが採用され、路面状況を選ばない走りを実現していたが、GTC4ルッソでは、そのシステムに後輪操舵(そうだ)システムを盛り込んだ4RM EVOシステムを採用。コーナリング時に4輪それぞれのサスペンションセッティングとトルク配分が最適になるようコントロールされる。

ボディーの骨格はFFを継承しているが、フロントおよびリア、それにインテリアのディテールが、より洗練されたデザインとなった。価格は3470万円。2016年内にデリバリーが開始される予定。

なお、1966年にフェラーリの市販車「275GTベルリネッタ」が日本で最初に登録されてから、今年で50周年を迎えた。フェラーリ・ジャパンは50周年を記念し、記念ロゴを制作し、GTC4ルッソのデビューに合わせてお披露目した。同社によれば、ロゴのデザインコンセプトは「魂と精神」。「50」の数字を囲むように使われている赤は日本人の心にある強い情熱を表している。同社は今年いくつかの50周年記念イベントを予定しているという。

(文=塩見 智/写真=フェラーリ・ジャパン、webCG)

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