スズキ、規定とは異なる方法で燃費データを測定

2016.05.18 自動車ニュース

スズキは2016年5月18日、四輪車の排出ガス・燃費試験業務について、国土交通省が定める規定と一部異なる方法でデータを算出していたことを発表した。

■国の規定ではなく、独自の方法で走行抵抗を算出

この問題は、三菱自動車の燃費不正問題を受けて、国土交通省の指示のもとに行われた排出ガス・燃費試験における実態調査によって、発覚したものである。

スズキが現在販売している16車種について走行抵抗の測定状況を確認したところ、申請時には法規で定められた惰行法によって実測したデータではなく、タイヤ、ブレーキ、トランスミッションなどといった部品ごとの転がり抵抗の実測値や、風洞試験装置による空気抵抗の実測値を積み上げた走行抵抗値を使用していたことが判明した。

スズキはこうした方法をとったことについて、同社が所有する相良テストコースが海に近く丘の上にあることから、風の影響を著しく受けるなど、天候に左右されるために惰行法の試験が困難であったことを理由として挙げている。

■惰行法による実測値との差は「測定誤差の範囲内」

今回発覚した、国の規定とは異なる方法での走行抵抗値の算出、および申請について、スズキは燃費性能を偽ることを目的とした不正行為ではなかったとしている。

また、すでに惰行法による実測データと申請値とを検証し、全ての申請値が惰行法による実測値の測定誤差の範囲内であることを確認していると説明。申請した走行抵抗値、およびそれによって測定した燃費値については、修正の必要はない。また排出ガス性能についても、保安基準に適合しており問題はないとしている。

(webCG)
 

「スズキ・ハスラー」

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