第353回:伝統と革新が融合する旅
ラジオDJ サッシャが案内するルクセンブルク

2016.06.30 エッセイ
サッシャと旅の相棒「BMW 340i xDriveツーリング Mスポーツ」。

中欧の小国・ルクセンブルクは今、緑がもえるドライブの季節を迎えている。モーゼル川沿いに連なるワイナリー群に、渓谷の上下に広がる絶景の旧市街、そして独創的かつ洗練された味覚体験と、そこには「本物のヨーロッパ」が堪能できる道が続いている。ラジオDJ、サッシャのナビゲートでお届けします!

モーゼル川沿いの街、ベルンカステル・クースここはモーゼルワインの醸造の中心地として有名な街。
ホテル&レストラン「ツムメットホーフ(Zummethof)」。カーブするモーゼル川が見られる絶景スポットだ。
700m先にある国境を越えると、いよいよルクセンブルクに入る。

<著者プロフィール>
サッシャ(ラジオDJ、ナレーター、声優、タレント、スポーツ実況、MC)
ドイツ人の父と日本人の母の間にドイツで生まれ10歳で日本に移住。ラジオDJとして15年のキャリアを持ち、現在J-WAVEで平日昼の番組を担当。モータースポーツ、サッカー、サイクルロードレースの実況アナウンサーとしても活躍。宮﨑駿監督の映画『風立ちぬ』声優、日本テレビ『金曜ロードSHOW!』映画ナビゲーター、など多方面で活躍中。オフィシャルHPは http://www.sascha348.com/ ブログ : http://lineblog.me/sascha/

モーゼル川沿いを南下してルクセンブルクへ

午前6時55分、フランクフルト空港に降り立った僕を、目にも鮮やかなスタイリッシュな青い車が待っていた。その車は「BMW 340i xDriveツーリング Mスポーツ」。日本で乗り慣れた「BMW 3シリーズ」の上級モデルのステアリングを握り、ルクセンブルクを目指す旅は始まった。

空港からそのまま世界に冠たるドイツの高速道路・アウトバーンに乗ると、早速、この青いBMWの本領が発揮される。ファン憧れの、伝統の3リッター直列6気筒エンジン「シルキーシックス」を積んだ、326psを誇るこの車のアクセルを踏み込めば、速度無制限のアウトバーンではあっという間に速度計が上がっていく。130、160、190……200。まさにひと踏みで時速200kmの世界に連れて行ってくれるパワーにほれてしまう。

しかもステアリングの安定性は抜群。車内に透過してくる騒音もラジオを楽しめるほどに抑えられていて、まるで自分が新幹線の運転手になったかのような快適さが保たれている。日常の移動車としても小回りが利く便利な一台でありながら、実力を発揮するとモンスターパワーを見せてくれる、まさに「細マッチョ」な車だ!

旅の最終目的地は、先述の通り、ルクセンブルク大公国だ。BMWとルクセンブルク、ともに伝統を重んじながらも最新のテクノロジーを積極的に取り入れていく姿勢が共通しており、今回の旅路にはまさにぴったりの組み合わせだ。

アウトバーンを巡航すること約1時間半、やって来たのはワインの産地として有名なモーゼル川沿いの街、ベルンカステル・クース。15、16世紀の木組みの建物がそのまま残されていて、中世の街並みをそのまま楽しめる。この街の道はその多くが中世から残る石畳。「駆けぬける歓び」を追求するスポーツチューンの340iツーリングで、この石畳を「跳ねる」ことなく走れる快適性に驚かされた。

ここから蛇行するモーゼル川を下りながらルクセンブルク方向へさらにドライブ。川の流れに合わせワインディングロードが続き、アップダウンの多いこの地域では、四輪駆動システムのxDriveがその本領をいかんなく発揮する。コーナリングの安定性と地形の高低差をものともしない力強い走りは、まるでこの地域のワインのような熟成っぷりだ。

たどり着いたのは、ライヴェンとトリッテンハイムという2つの村に挟まれた、ぶどう畑の中にあるホテル・レストラン「ツムメットホーフ」。ヘアピンターンのようにカーブするモーゼル川が見られる絶景スポット! そうか、この豊かな水と気候がおいしいワインを作り出しているんだな!

さらにモーゼル川沿いを下って行くと、国境越えを予告するEUのルクセンブルクの看板。700m先でドイツとルクセンブルクの国境を越えることになるのだ。現在はシェンゲン協定のおかげで、多くのヨーロッパの国で国境の行き来が自由になっている。

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