“ザ・ビートル”こと新型「ビートル」。2011年4月に世界初公開された。
VW、東京モーターショーに18台を出展

フォルクスワーゲン、東京モーターショーに18台を出展

フォルクスワーゲン・グループ・ジャパンは2011年11月30日のプレスデイで幕を開ける第42回東京モーターショーの出展概要を、11月4日に発表した。

「フォルクスワーゲン・ブリー」
VW、東京モーターショーに18台を出展
「フォルクスワーゲン・ニルス」
VW、東京モーターショーに18台を出展
「ニルス」は、ドイツ連邦交通省の支援を受けて「大都市通勤者のための電気自動車」として開発されたコンセプトカー。1人乗りである。
VW、東京モーターショーに18台を出展

■かつてないほど盛りだくさん

フォルクスワーゲンの東京モーターショー出展概要が明らかになった。今年のフォルクスワーゲン・ブースには、2台のワールドプレミアと6台のジャパンプレミアを含む、18台の車両が展示される予定だ。また、東京モーターショーと併催される「SMART MOBILITY CITY 2011」にも2台のコンセプトカーが出展される。

目玉は何と言っても2台のワールドプレミアム車両……なのだが、残念ながら、今回はその名称や仕様は発表されず。詳細は2011年11月30日のプレスデイまでお預けとなった。ウワサでは、そのうちの1台は「パサート」をベースにSUV風に仕立てた「クロスパサート」ではないかと言われている。また、「up!」の展示も見送られているため、「up!」ベースの派生車種が登場するのではと考えたりもするが、どちらもあくまでも推測なので、その辺はご容赦のほどを。いずれにせよ、期待は高まる。

ジャパンプレミアの6台は、今年世界各地のモーターショーに出展されたニューモデルやコンセプトカーが中心となる。「up!」の名前が見当たらないのは残念だが、3世代目へと生まれ変わった“ザ・ビートル”こと新型「ビートル」をはじめ、話題のモデルが目白押しだ。

「ザ・ビートル」は全部で3台出展される。「ゴルフ」をベースに初代「ビートル」を彷彿させるエクステリアが与えられているのは先代モデル同様。ただし、パイクカーっぽさが濃かった先代モデルと比べると、男性でも物おじせずに乗れるようなユニセックスなデザインになった。東京モーターショーのでは標準モデルのほかに、フランクフルトモーターショーでお披露目された「ザ・ビートル フェンダー」も東京ビッグサイトのフロアに並ぶ。

また、今年のジュネーブショーに出展された「ブリー」も登場する。往年の「タイプ2」の意匠を盛り込んだBセグメントサイズのモノスペースで、最高出力116ps、最大トルク27.5kgmを発生する電気モーターを搭載するEVだ。市販されたら面白い存在になると思われるが、今のところ、量産化のウワサは聞こえてこない。また、「トゥーラン」をベースにSUVルックへと仕立てなおした「クロストゥーラン」もジャパンプレミアの1台。こちらはすでに欧州では発売済みなので、日本での販売を模索するために持ち込まれるのかもしれない。

併催の「SMART MOBILITY CITY 2011」に出展されるのは、「ニルス」と「ゴルフブルーeモーション」の2台である。「ニルス」はフランクフルトモーターショーでワールドプレミアされたひとり乗りのEVコミューター。オープンホイール風のボディの重量はわずか460kgしかない。最高速度は130km/hで航続距離は65kmが想定されている。都市の通勤向けに開発されたコンセプトカーで、市販の予定は残念ながらない。

「ゴルフブルーeモーション」は2013年市販予定の「ゴルフ」ベースのEV。最高出力115psのモーターを搭載し、0-100km/h加速は1.2TSIより1秒ほど遅い11.8秒となる。電池はリチウムイオンだ。

以上が、フォルクスワーゲンが東京モーターショーに持ち込む出展車両の概要である。フォルクスワーゲンからこれだけ多くの新型車やコンセプトカーがお披露目されるのは初めてかもしれない。まさに見どころ満載。間違いなく見逃せないメーカーのひとつだ。

(文=新井一樹/写真=新井一樹、フォルクスワーゲン・グループ・ジャパン)

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