グッドイヤーが「ベクター4シーズンズ ハイブリッド」を発売

2016.07.27 自動車ニュース
「グッドイヤー・ベクター4シーズンズ ハイブリッド」

日本グッドイヤーは2016年7月26日、オールシーズンタイヤ「Vector 4 Seasons(ベクター4シーズンズ)」のサイズラインナップを大幅に拡大するとともに製品名を「Vector 4 Seasons Hybrid(ベクター4シーズンズ ハイブリッド)」と改め、同年8月1日に発売すると発表した。

「ベクター4シーズンズ ハイブリッド」は、年間を通して使用できるグッドイヤーのオールシーズンタイヤである。
サイドウオールに施された「Hybrid」のロゴ。今回の改良および生産国の変更にともない、製品名も「ベクター4シーズンズ ハイブリッド」に改められた。
今回の改良で、日本での冬用タイヤの証しである「SNOWマーク」の刻印が追加された。
「ベクター4シーズンズ ハイブリッド」と日本グッドイヤー代表取締役社長の金原雄次郎氏。
「ベクター4シーズンズ ハイブリッド」は2016年8月1日に発売される。

■お得で便利で楽で安心・安全

夏タイヤと冬タイヤの機能を併せ持ち、年間を通して使用可能なオールシーズンタイヤは、グッドイヤーが1977年に世界で初めて投入したもので、同ブランドはそのパイオニア的存在だ。既に日本でもベクター4シーズンズが展開されているが、今回、より日本市場に特化させたベクター4シーズンズ ハイブリッドを投入することで、国内市場ではマイナーな存在であるオールシーズンタイヤの訴求を図っていく狙いだ。

新型と従来モデルの違いは大きく3つある。1つ目は、サイズラインナップの拡大。従来の23サイズから44サイズ(145/80R13~225/40R18)へと適応サイズを充実させることで、より幅広い車種への対応を実現している。これは、今年1回目の車検を迎えることになる、2013年に販売された新車のタイヤサイズの78%をカバーするものだという。2つ目は、日本での冬用タイヤの証しである「SNOWマーク」の刻印追加だ。これはオールシーズンタイヤが冬タイヤとしての機能を備えていることをわかりやすく示すためのもの。もちろん従来モデルと同様に、欧州基準をクリアしているので、欧州の冬用タイヤであることを示す「スノーフレークマーク」も引き続き刻印されている。そして3つ目は、生産国の変更だ。従来は、欧州からの輸入品であったが、国内生産に変更することで、デリバリー性が向上されている。価格は、従来モデル・ベクター4シーズンズとほぼ同等レベルになる予定とのこと。

発表会で、日本グッドイヤー株式会社 代表取締役社長である金原雄次郎氏は、「グッドイヤーはオールシーズンタイヤのパイオニアとして欧米での30年以上の実績をもつ。その経験をてこに、日本でもオールシーズンタイヤというカテゴリーを開拓し、定着を図りたい。日本市場でも、グッドイヤーといえばオールシーズンタイヤと認めていただければ」と意気込みを語った。

オールシーズンタイヤは、年間を通して使用できるため、季節に合わせたタイヤの購入や交換が不要となり、経済性や利便性に優れる。1シーズンに数回程度の急な降雪に悩ませられる都市部や平地部に住むドライバーにとって、高速道路などでのチェーン規制にも適応するオールシーズンタイヤのメリットは大きいといえる。このため、グッドイヤーでもメインターゲットを都市部のマンションに住み、タイヤの保管場所の確保が難しいが、季節に合わせたタイヤ性能を欲するこだわりの強い欧州車ユーザーとしている。その理由は、世界中の自動車メーカーで新車装着の実績があり、走りにうるさいユーザーも納得させる完成度のタイヤである自負があるからだろう。

日本グッドイヤーは昨2015年10月に米国グッドイヤー社の100%出資子会社となり、新体制をスタートさせた。今回の新型オールシーズンタイヤのような新商品を積極的に投入していくことで、国内でのブランド強化を図る計画で、来年には新開発のスポーツタイヤの投入も予定している。

(文と写真=大音安弘)
 

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