【オートモビル カウンシル2016】FCAが「アバルト124スパイダー」を10月に発売

2016.08.05 自動車ニュース
「アバルト124スパイダー」とFCAジャパンのマーケティング本部長ティツィアナ・アランプレセ氏(写真向かって右)、FCAアバルト・デザインヘッドのルーベン・ワインバーグ氏。
「アバルト124スパイダー」とFCAジャパンのマーケティング本部長ティツィアナ・アランプレセ氏(写真向かって右)、FCAアバルト・デザインヘッドのルーベン・ワインバーグ氏。

FCAジャパンは2016年8月5日に千葉・幕張メッセにて開催された自動車イベント「オートモビル カウンシル2016」において、新型「アバルト124スパイダー」を同年10月8日に発売すると発表した。

「アバルト124スパイダー」
「アバルト124スパイダー」
日本仕様のハンドル位置は右となる。
日本仕様のハンドル位置は右となる。
トランスミッションには6段MTと6段ATの両方が用意される。
トランスミッションには6段MTと6段ATの両方が用意される。
プレスカンファレンスにて、新型車への期待を述べるFCAジャパンのティツィアナ・アランプレセ氏。
プレスカンファレンスにて、新型車への期待を述べるFCAジャパンのティツィアナ・アランプレセ氏。
「アバルト124スパイダー」の魅力を語る、FCAのルーベン・ワインバーグ氏。
「アバルト124スパイダー」の魅力を語る、FCAのルーベン・ワインバーグ氏。
「フィアット・アバルト595ベルリーナ」
「フィアット・アバルト595ベルリーナ」
1973年式の「フィアット・アバルト124スパイダー ラリー」(右)と新型「アバルト124スパイダー」(左)。73年式のアバルト124スパイダーは、WRCでも活躍したモデルだ。
1973年式の「フィアット・アバルト124スパイダー ラリー」(右)と新型「アバルト124スパイダー」(左)。73年式のアバルト124スパイダーは、WRCでも活躍したモデルだ。

■アバルト初のオープンスポーツは388.8万円!

新型アバルト124スパイダーは、最新の「マツダ・ロードスター」のアーキテクチャーをもとに、アバルト独自のデザインとパワートレインなどをプラスして生まれた2人乗りのオープンスポーツモデルだ。生産は広島のマツダ本社工場で行われる。

搭載されるエンジンは、フィアット製の1.4リッターマルチエア4気筒ターボ。最高出力170ps(125kw)/5500rpm、最大トルク25.5kgm(250Nm)/2500rpmを発生するユニットであり、動力性能については0-100km/h加速が6.8秒(欧州仕様参考値)とアナウンスされている。トランスミッションは6段MTまたは6段AT。JC08モード燃費はMTモデルで13.8km/リッター、ATモデルで12.0km/リッターとなる。

ボディーサイズは全長×全幅×全高=4060×1740×1240mm。車両重量はMTモデルが1130kg、ATモデルが1150kgで、もちろん前後重量バランスは50:50となっている。足まわりには機械式LSDやブレンボ製ブレーキ(フロントに4ピストン対向キャリパー)、ビルシュタイン製モノチューブダンパーなどが採用されており、アバルトの名に恥じぬスポーティーな走りが期待できる内容だ。

ハンドル位置は右のみ。価格はMTモデルで388万8000円、ATモデルで399万6000円。

■レースの感覚を味わえるのがアバルトの魅力

プレスカンファレンスでは、FCAジャパンのマーケティング本部長ティツィアナ・アランプレセ氏が「新しいアバルト124スパイダーは、新しい歴史をつくる大きなスタートになります」とコメント。同車に大きな期待を寄せた。

その後、イタリアから駆けつけたFCAアバルト・デザインヘッドのルーベン・ワインバーグ氏がアバルト124スパイダーの魅力を説明する。
「私たちは1949年からクルマとレース活動を通して、アバルトの価値を表現し続けてきました。パフォーマンスとクラフトマンシップ、技術面の優位性です。それはほとばしるアドレナリンであり、高揚感であり、ドライビングファンなのです。レースの感覚を日常のクルマでも味わえる。だからドライバーはアバルトにほれ込むのです」

続いて、アバルト124スパイダーが「街を駆けぬける最もクールなクルマ」である10の理由を挙げた。それは「後輪駆動であること」「エンジンをフロントミドシップに縦置きしたレイアウト」「1060kgの軽量ボディー」「シャシー」「最高出力170psのエンジン」「2種類の6段トランスミッション」「走行安全性を保証する電子制御」「ドライビングポジション」「6.2kg/hpのパワーウェイトレシオと0-100km/hのパフォーマンス」「ラリーモデルを用意するレーシングスピリッツ」というものであった。また新型アバルト124スパイダーには、1970年代にWRCでも活躍した「フィアット・アバルト124スパイダー」のデザイン要素が数多く含まれているとも説明した。

最新のアバルト124スパイダーは、1973年のフィアット・アバルト124ラリーや1964年の「フィアット・アバルト595ベルリーナ(Ser.1)」といった、アバルトのヘリテージと呼べるモデルと並んで、日本でのデビューを飾った。

(文と写真=鈴木ケンイチ)

あなたにおすすめの記事
関連記事
  • アバルト124スパイダー(FR/6MT)【試乗記】 2016.11.2 試乗記 アバルトのオープンスポーツモデル「アバルト124スパイダー」に試乗。市街地や高速道路、ワインディングロードなど、さまざまなシチュエーションを走り、ベースとなった「マツダ・ロードスター」との違いを浮き彫りにする。
  • アバルト124スパイダー(FR/6MT)【試乗記】 2016.9.19 試乗記 フィアットの往年の2シーターオープン「124スパイダー」が、アバルトブランドの下でよみがえった。「マツダ・ロードスター」の骨格を持つ現代の124スパイダーの走りやいかに? 富士スピードウェイからの第一報。
  • フォルクスワーゲン・ゴルフTSIハイライン(FF/7AT)【試乗記】 2017.5.30 試乗記 「フォルクスワーゲン・ゴルフ」がマイナーチェンジを受けて登場! もともとの基本性能の高さに加えて、最新の安全装備やデジタルインターフェイスも手にした“Cセグメントの盟主”に、もはや死角は残されていないのか? 中間グレード「TSIハイライン」でテストした。
  • アバルト124スパイダー(FR/6AT)【レビュー】 2017.2.13 試乗記 コアなファンから熱狂的な支持を得ている「アバルト124スパイダー」。でも輸入元は、MTモデルばかりが注目されることに少々悩んでいるらしい。今回は、不遇をかこつ(?)ATモデルに試乗。スポーツカーとしての出来栄えを確かめた。
  • トミーカイラZZ(MR)【試乗記】 2017.6.9 試乗記 京都のベンチャー企業、GLMが初めて手がけた量産電気自動車(EV)「トミーカイラZZ」。自動車メーカーとしての第一歩となる99台の限定モデルは、電動パワープラントならではの刺激と、走る楽しさにあふれたピュアスポーツカーだった。
ホームへ戻る