日産がEV「ブレードグライダー」のプロトタイプを公開

2016.08.05 自動車ニュース
「日産ブレードグライダー」
「日産ブレードグライダー」

日産自動車は2016年8月4日、コンセプトカー「ブレードグライダー」のプロトタイプモデルを、ブラジル・リオデジャネイロで世界初公開した。

 
日産がEV「ブレードグライダー」のプロトタイプを公開の画像
 
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■レーシングカー並みにエキサイティング

今回お披露目されたブレードグライダーは、2013年の東京モーターショーで発表されたコンセプトモデルの進化版。「最先端のEV性能の可能性を持つ、エキサイティングなクルマ」とうたわれる。

ボディーサイズは全長×全幅×全高=4300×1850×1300mmで、ホイールベースは2800mm。前後のトレッドが異なっているのが特徴で、幅の狭いフロントトレッドと、幅広いリアトレッドの採用により、高い空力性能と安定したハンドリングを両立させているという。車重は1300kg。

ドアは後ろヒンジで、斜め上方に向かって開く個性的なもの。ドラマチックな乗り降りを演出しながらも、転倒時に乗員を守るロールオーバープロテクション構造が採用されている。「クーペの安全性を確保しつつ、オープントップレーシングカーの高揚感を与える」と日産はアピールする。

シートレイアウトは、ドライバーが中央に、2人のパッセンジャーがその左右後方に座る3人掛け。シート地はブラックがベースで、「サイバーグリーン」または「ステルスオレンジ」のトリムで飾られる。また、継ぎ目のないウインドスクリーンを採用することで、どのシートでもパノラミックな視界を確保したという。
ステアリングホイールの中央には、バッテリー残量、速度、回生モード、トルクマップなどの情報を表示するディスプレイを装備。インストゥルメントパネルの左右にひとつずつスクリーンが設置され、ドアミラーに代えてカメラを介した、斜め後方の映像を映し出す。

 
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■完璧といえるEV

ブレードグライダーは、左右後輪のインホイールモーターにより走行する。最高速度は190km/hで、0-100km加速は5秒以下と公表される。

駆動輪に伝わるトルクをコントロールすることでコーナリング中の姿勢制御を行うシステムも搭載。好みに応じて、「オフ」「アジャイル」「ドリフト」の3つのモードが選択できる。

日産のカルロス・ゴーン社長は発表に際して、「このプロトタイプモデルは、運転の楽しさを追求すると同時に環境に対する責任を果たす『日産インテリジェント・モビリティ』の拡充を目指す日産の意気込みを表している。ゼロ・エミッションの将来を待望しているクルマ好きのお客さまにとって、完璧な電気自動車であると確信しています」などとコメントした。

今回公開されたブレードグライダーは2台。1台はリオデジャネイロのオリンピック・パーク内に常設展示され、もう1台はメディアやVIPの試乗用に供される見通しだ。

(webCG)

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