日産が世界初の量産型“可変圧縮比エンジン”「VC-T」を開発

2016.08.17 自動車ニュース
日産の「VC-T」エンジン。インフィニティブランドからリリースされる。

日産自動車は2016年8月14日(香港現地時間)、同年9月29日に開幕するパリモーターショーのインフィニティブースに、次世代の高効率エンジン「VC-T」を出展すると発表した。

次世代型ターボエンジン「VC-T」の可変圧縮比機構を説明するイメージ図。ピストンの可動範囲を変えることで、運転状況に最も適した燃焼を実現させる。
 

今回明らかにされたVC-Tユニットは、優れた環境性能と高出力を両立させるという、日産の次世代型2リッター直4ターボエンジン。VC-T(Variable Compression-Turbocharged)の名に示される通り、燃焼室の圧縮比を変化させられる点が、技術的なハイライトとなっている。

VC-Tでは、エンジンのクランクシャフト部につながるマルチリンクなどの働きにより、燃焼室におけるピストンの上死点(最も高くなる位置)を変更。最高の動力性能が得られる「8:1」から最も環境性能を高められる「14:1」の間でエンジンの圧縮比を無段階に変化させることにより、常に運転状況に合った燃焼状態を実現するという。

従来型エンジンと比べた場合、大幅に燃焼効率が上がるだけでなく、騒音や振動も抑えられるのもメリット。さらに、同等の性能を持つエンジンに対してより軽くコンパクトになる点も、特長として挙げられている。

さらに詳しい情報は、2016年9月26日、パリモーターショーの会場において明らかにされる見通しだ。

(webCG)

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