オープンの新型MINI、「ロードスター」登場

2011.11.01 自動車ニュース

オープンの新型MINI、「ロードスター」登場

独BMWは、MINIシリーズとしては初めてとなる2シーターオープンの「ロードスター」をラインナップに追加。2011年10月30日に、その概要を発表した。

MINIブランドとして6番目のボディーバリエーションとなる「ロードスター」は、2009年のフランクフルトモーターショーで「MINIクーペ」とともにお披露目された「MINIロードスター コンセプト」の市販バージョンである。今春にデビューした「クーペ」から半年遅れでその姿を現すことになった。ベースモデルは「クーペ」で、そのハードトップを取り払うことでオープンボディーへ変更している。

すでにMINIのラインナップにあるもうひとつのオープンモデル「コンバーチブル」との大きな違いは2シーターを採用しているところ。コンパクトなキャビンとの組み合わせで、小さなボディーでありながらリアデッキを持つ3ボックススタイルを実現した。さらに、Aピラーを寝かせるとともに、全高を「コンバーチブル」よりも20mm低くすることで、ロードスターらしいスポーティーなスタイリングを手に入れている。バンパーをはじめとするディテールは「クーペ」と同じスポーティーな意匠をそのまま受け継ぐ。ボディーサイズは全長3728mm×全幅1683mm×全高1384mm、ホイールベース2467mm(いずれもクーパー ロードスター値)。「クーペ」と比べると全高が若干高くなっている以外は、すべて同一だ。

「クーペ」の特徴的なルーフの代わりに備わるソフトトップは「コンバーチブル」の電動式とは異なり手動式となる。「スポーティーな走りを損なわないために重量を抑えた」というのが、採用の理由だ。ラゲッジルームは「クーペ」と遜色(そんしょく)ない240リッターを確保。2シーターということを考えれば十分な容量と言えるだろう。小さなトランクリッドには、「クーぺ」同様80km/hでせり上がり60km/hで格納される可動式のリアスポイラーが備わる。このスポイラーは最大で40kgのダウンフォースを発生するという。

プラットフォームをはじめ、ボディー以外の走りに関する部分は「クーペ」と共有している。もちろん、MINI特有のゴーカートフィールは健在だろう。オープンボディーと相まって、シリーズ最高のゴーカートフィールが味わえるかもしれない。

エンジンは「クーパー」の1.6リッター自然吸気ユニットをはじめ、「クーペ」と変わらぬ4タイプを用意。ほかのMINI同様、1エンジン1グレードの設定で、200psオーバーの「ジョンクーパーワークス」も選べる。ラインアップは以下のとおり。

・クーパー ロードスター:
1.6直4直噴:122ps/6000rpm 16.3kgm/4250rpm

・クーパーS ロードスター:
1.6直4直噴ターボ:184ps/5500rpm 24.5kgm/1600-5000rpm(オーバーブースト時 26.5kgm/1730-4500rpm)

・ジョンクーパーワークス ロードスター:
1.6直4直噴ターボ:211ps/6000rpm 26.5kmg/1850-5600rpm(オーバーブースト時 28.6kgm/2000-5100rpm)

・クーパーSD ロードスター:
2.0直4直噴ディーゼルターボ:143ps/4000rpm 31.1kgm/1750-2700rpm

ハッチバックと変わらぬコンパクトなボディーながらその名のとおり、まごうことなきスポーティーなオープンモデルに仕立ててきた「ロードスター」。MINIのスポーティーさを体現した「ロードスター」が、先に発売が開始された「クーペ」とともにMINIに新しい旋風を巻き起こすのは間違いないだろう。

(文=新井一樹)

「MINIロードスター」
「MINIロードスター」 拡大

オープンの新型MINI、「ロードスター」登場の画像 拡大

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ソフトトップ開閉の様子。
ソフトトップ開閉の様子。 拡大
これまでで唯一の“オープンMINI”だった「コンバーチブル」(写真左)と。
これまでで唯一の“オープンMINI”だった「コンバーチブル」(写真左)と。 拡大
(MINIロードスターのさらに詳しい写真はこちら)拡大
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