ホンダ、フリード/フリードスパイクにHVを追加

2011.10.27 自動車ニュース
「フリード Gジャストセレクション」
ホンダ、「フリード」「フリード スパイク」にハイブリッド車を追加

ホンダ、「フリード」「フリードスパイク」にハイブリッド車を追加

ホンダは、コンパクトミニバン「フリード」と2列シートのハイトワゴン「フリードスパイク」をマイナーチェンジするとともに、「フリード ハイブリッド」「フリードスパイク ハイブリッド」を追加し、2011年10月28日に発売する。

「フリードスパイク ハイブリッド ジャストセレクション」
「フリードスパイク ハイブリッド ジャストセレクション」
「フリード Gエアロ」
「フリード Gエアロ」
「フリード G(6人乗り)」
「フリード G(6人乗り)」

■「フリード」のサードシートが3席から2席へ

「フィット」に次ぐ販売台数を誇る5ナンバーサイズのコンパクトミニバン「フリード」と、その2列シート版のワゴン「フリードスパイク」がマイナーチェンジを実施した。待望のハイブリッドモデルについては後ほど詳しく述べるとして、まずはガソリンモデルの変更点から紹介しよう。

フリードは、ベースグレードの「G」「Gジャストセレクション」とダイナミックなフォルムを特徴とする「Gエアロ」をラインナップ。マイナーチェンジにともない外観に手が入れられ、フロントグリルとヘッドライトのデザインはよりシャープな印象に。また、G/GジャストセレクションとGエアロはそれぞれ専用デザインを採用することで差別化が図られている。一方、リアは全車にLEDリアコンビネーションランプを採用している。

インテリアは、これまで3人掛けだったサードシートを2人掛けに変更。これにより、セカンドシートがキャプテンシートの仕様は乗車定員が6人に、ベンチシート仕様では乗車定員が7人になる。3人が座る機会の少ないサードシートを2人掛けとすることで、快適性向上を図ったという。センターアームレストやソフト素材のポケットが追加されたのもその一例だ。サードシート以外では、運転席ハイトアジャスターを全車に標準装着。「Gエアロ」に加えて「Gジャストセレクション」にもテレスコピック&チルトステアリングが装着されるようになったのもうれしい変更だ。

パワートレインは従来と変わらず、全車に1.5リッターSOHC i-VTECエンジンを搭載する。トランスミッションはFF車がCVT、4WD車は5段オートマチックが組み合わされる。なおVSA(スタビリティーコントロール)は全車に標準装着となった。

「フリードスパイク G」
ホンダ、「フリード」「フリード スパイク」にハイブリッド車を追加

フリードの価格は、G(6人乗り・FF車)の169万8000円からGエアロ(7人乗り・4WD車)の233万500円まで。

フリードスパイクは、「G」「Gジャストセレクション」そして「Gエアロ」という構成で、「G」を除いて運転席/助手席にアームレストを標準装着。また、VSAが全車に採用される。実用燃費の向上を図る「ECONモード」も追加された。

フリードスパイクの価格は、G(FF車)の169万8000円からGエアロ(4WD車)の229万9000円まで。

「フリード ハイブリッド ジャストセレクション」
「フリード ハイブリッド ジャストセレクション」
1.5リッターi-VTECにモーターを組み合わせた「IMA」ユニット。10・15モードで24.0km/リッター、JC08モードでは21.6km/リッターの燃費性能を実現する。
1.5リッターi-VTECにモーターを組み合わせた「IMA」ユニット。10・15モードで24.0km/リッター、JC08モードでは21.6km/リッターの燃費性能を実現する。
「フリード ハイブリッド ジャストセレクション」
「フリード ハイブリッド ジャストセレクション」

■居住空間を犠牲にしないハイブリッドモデル

注目のハイブリッドモデルは、フリード、フリードスパイクとも「Gエアロ」をベースとしながら、ヘッドライトやフロントグリル、リアコンビネーションランプにクリアブルーのアクセントを与えることで、ガソリンモデルとの違いをアピールする。

搭載されるハイブリッドシステムは、1.5リッターエンジン(88ps、13.5kgm)にモーターアシストシステムの「IMA」を組み合わせたもの。FFのCVT車のみが用意され、10・15モード燃費は、ガソリンエンジンモデルが17.0km/リッターであるのに対し、ハイブリッドでは24.0km/リッターを達成する。

ハイブリッド化にともない、コントロールユニットやバッテリーを搭載しなければならないが、フリード ハイブリッド、フリードスパイク ハイブリッドでは、これらを統合したIPU(インテリジェント・パワー・ユニット)を車両後部の床下に収納することで、ガソリンエンジンモデルとほぼ同等の居住性を実現する。たとえばフリード ハイブリッドでは、サードシート床下が65mm上昇したもののヒップポイントそのものはガソリンエンジンモデルと変わらず、シートアレンジも同じ。一方、フリードスパイク ハイブリッドも、荷室をフラットにした場合はガソリンエンジン車と同じフロア高を実現。フロアボードを反転した場合にはスロープ状になるが、積載性はガソリンエンジンモデルとほぼ同じレベルとなっている。

シリーズのトップグレードとして位置づけられるハイブリッドでは、フロントに遮音ガラスを採用するとともに、ボディー各所に防音材/遮音材を追加するなどして静粛性の向上に努めたという。

このように、ガソリンエンジンモデルとほぼ同等の使い勝手を確保しながら、ハイブリッド車ならではの低燃費と力強い加速を手に入れたフリード ハイブリッドとフリードスパイク ハイブリッド。いまやホンダの新車販売の3台に1台がハイブリッドというが、その流れがさらに加速するのは確実だろう。

「フリード ハイブリッド ジャストセレクション」
ホンダ、「フリード」「フリード スパイク」にハイブリッド車を追加

なお、価格はフリード ハイブリッド(6人乗り)が214万9000円、フリード ハイブリッド ジャストセレクション(6人乗り)が229万5000円、フリードハイブリッド ジャストセレクション(7人乗り)が232万6500円。フリードスパイク ハイブリッドは214万9000円、フリードスパイク ハイブリッド ジャストセレクションが229万5000円である。

(文=生方聡)

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