【パリモーターショー2016】日産、新型「マイクラ」を世界初公開

2016.09.29 自動車ニュース
新型「日産マイクラ」

日産自動車は2016年9月29日、現在開催中のパリモーターショー2016で、小型ハッチバック「マイクラ」(日本名「マーチ」)の新型を世界初公開した。2017年3月にヨーロッパで発売する予定。

ブーメラン型のテールランプを備える。ルーフは開放感を感じさせるフローティングタイプ。
インストゥルメントパネル周り。
タイヤサイズは205/45 R17。
ハンドル奥のAピラーにはBOSE製サウンドシステムのツイーターが見える。
「車線逸脱防止支援システム(LDP)」など、安全装備も充実。

■欧州ハッチバック市場のトップを狙う

今回、お披露目された新型マイクラは5代目となるモデル。世界最大のハッチバック市場であるヨーロッパをターゲットに開発された。

エクステリアデザインは、2015年のジュネーブモーターショーで公開したコンセプトカー「スウェイ」のデザインを忠実に再現し、エモーショナルで彫刻的な造形により、日産の最新のデザインランゲージを体現したという。

日産ならではの“シグネチャーデザインキュー”には、リアエンドまで伸びるキャラクターラインの出発点となる「Vモーショングリル」や、ブーメラン型のテールランプ、まるで浮いているかのように見える「フローティングルーフ」がある。また、リアドアハンドルをCピラーに隠したり、スポイラーにまで伸びるルーフラインをつけたりしたことで、空力性能とスタイルを両立させることができたという。ボディーカラーは「エナジーオレンジ」など10色を設定。エクステリアとインテリアのオプションの組み合わせにより、総計で125種類の選択肢が与えられる。

ボディーサイズは全長×全幅×全高=3999×1743×1455mmで、先代モデルに比べて順に+174/+77/-55mmとなる。ホイールベースも2525mmと先代より75mm長くなり、室内空間が広がって快適性が増した。これにより、シートスライドの可動域が長くなり、それと併せてステアリングやペダル、シフトレバーの位置を最適化することで、理想的なドライビングポジションがもたらされるとアピールされる。

■安全装備に抜かりなし

マイクラは、欧州のBセグメントで初採用となる「車線逸脱防止支援システム(LDP)」や日産ブランド車としては欧州初となる「歩行者認識機能付きインテリジェントエマージェンシーブレーキ」を搭載。また、上級セグメントに搭載する「インテリジェントアラウンドビューモニター」「標識検知機能」「ハイビームアシスト」「ブラインドスポットワーニング」などの技術も採用。これらの安全装備を全グレードに与えるという。

また、マイクラ専用の機能として、Bose社とのコラボレーションによって開発された「Boseパーソナルサウンドシステム(6スピーカー)」を搭載。運転席のヘッドレストには2つの「Bose UltraNearfield」スピーカーが備わり、引き込まれるような音質を実現したという。

シャシーには、快適な乗り心地を実現する「アクティブライドコントロール」と、アンダーステアを低減して軽快なハンドリングをサポートする「アクティブトレースコントロール」が搭載される。両システムは、欧州の「キャシュカイ」と「エクストレイル」にも採用されている。また、ブラシレス電動パワーステアリングシステムを搭載し、ステアリングフィールとレスポンスが向上したとされる。

パワーユニットは、90ps/14.3kgm(オーバーブースト時は15.3kgm)を発生する0.9リッター3気筒ターボと、90ps/22.4kgmを発生する1.5リッター4気筒ディーゼルの2種類がラインナップされる。また、75ps/9.7kgmの1リッター3気筒エンジンも追加される予定。トランスミッションは、現時点では5段MTのみが用意される。

新型マイクラは、ルノー・日産アライアンス戦略の一環として、フランスにあるルノーのフラン工場で生産される。

(webCG)

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