【パリモーターショー2016】日産、可変圧縮比エンジン「VC-T」を世界初公開

2016.09.30 自動車ニュース
可変圧縮比エンジン「VC-T」
可変圧縮比エンジン「VC-T」

日産自動車は2016年9月29日、パリモーターショーにおいて、可変圧縮比技術を採用した2リッター直4ターボエンジン「VC-T」を世界初公開した。

「VC-T」のカットモデル。下方に見えるマルチリンクの作用により、ピストンの上死点が変化する。
「VC-T」のカットモデル。下方に見えるマルチリンクの作用により、ピストンの上死点が変化する。
「QXスポーツインスピレーション」
「QXスポーツインスピレーション」
「QXスポーツインスピレーション」のインテリア。
「QXスポーツインスピレーション」のインテリア。

今回のVC-Tエンジンは、走行状態やドライバーが意図的にインプットした情報に合わせてピストンの上死点の位置をシームレスに変化させることができる「マルチリンクシステム」を備えることで、最高の動力性能が得られる「8:1」から最も環境性能を高められる「14:1」の間でエンジンの圧縮比を無段階に変更。常に最適な燃焼状態を実現するという。

同エンジンは、最高出力272ps(200kW)、最大トルク39.8kgm(390Nm)を発生。6気筒ガソリンエンジン並みのパフォーマンスが得られる一方、高出力のV6エンジンよりも軽量かつコンパクトで、従来型内燃機関エンジンに比べて騒音や振動が少ないとアピールされる。

インフィニティのローランド・クルーガー社長は、「この先駆的な可変圧縮比パワートレインは、エンジン開発における大きな飛躍となります。エンジニアは、可変圧縮比技術の習得が内燃技術の進歩につながると信じています。2018年より、同新技術を新型車に採用する予定です」とコメントした。

パリモーターショーにはこのほか、インフィニティの次世代型中型プレミアムSUVのビジョンを示唆する「QXスポーツインスピレーション」が出展された。2016年4月の北京モーターショーにて世界初公開されたコンセプトモデルで、欧州では今回が初披露となる。

(webCG)

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