【パリモーターショー2016】バラエティー豊かな日本勢の展示(日本車編その1)

2016.10.04 自動車ニュース
「トヨタ・ヤリスWRCテストカー」とトヨタ自動車の豊田章男社長。
「トヨタ・ヤリスWRCテストカー」とトヨタ自動車の豊田章男社長。

2016年のパリモーターショーでは、日本メーカーの新しい主張が見えてきた。これまで日本メーカーといえば、ハイブリッドやEVなど、いわゆるエコカーを強く押すイメージがあった。しかし、今回のショーでは世界ラリー選手権(WRC)に関する発表やSUV、コンパクトカー、最新エンジンなど、バラエティー豊かな展示を見せてくれたのだ。

トヨタ自動車の豊田章男社長(左)と元WRCチャンピオンのトミ・マキネン氏(右)(写真=トヨタ自動車)。
トヨタ自動車の豊田章男社長(左)と元WRCチャンピオンのトミ・マキネン氏(右)(写真=トヨタ自動車)。
「レクサスUXコンセプト」
「レクサスUXコンセプト」
「ホンダ・シビック タイプR」
「ホンダ・シビック タイプR」
「三菱GT PHEVコンセプト」
「三菱GT PHEVコンセプト」

■トヨタはWRC参戦とレーシングカーをクローズアップ

パリモーターショーの初日、9月29日に行われたトヨタのプレスカンファレンスでは、爆音とともに「ヤリスWRCテストカー」がステージに登場した。そこから現れたのは、元WRCチャンピオンのトミ・マキネン氏であった。マキネン氏を迎えたトヨタ自動車の豊田章男社長は「洋服の赤は、トヨタの赤? それとも三菱の赤?」との冗談で会場を沸かせ、2017年シーズンからトヨタがWRCに参戦することを高らかに宣言した。トヨタブースの中心は、新型SUVの「C-HR」であったが、一番奥のステージには、ヤリスWRCテストカーをはじめとするTOYOTA GAZOO Racingのレーシングカーが飾られた。

一方、レクサスはコンパクトSUVの「UXコンセプト」を発表した。サイズ的に考えればトヨタのC-HRとの関係性は深いと推測できるが、フランスのニースに拠点を置くED2(EDスクエア)で練り込まれたデザインによって完全にレクサス色に染め上げられていた。

■ホンダブースの主役は「シビック タイプR」

ホンダが用意したワールドプレミアは、「シビック ハッチバック」の「タイプR」だ。ただし、タイプRは2017年デリバリーというだけで詳細はなし。基本的にはクーペルックとなった新型シビック ハッチバックの欧州お披露目がホンダブースの狙い。そのためブースには新しいハッチバックだけでなく、セダンも数多く並べられていた。

■三菱はPHEVのコンセプトカーを披露

三菱が発表したのは、3つのモーターを組み合わせた「GT PHEVコンセプト」だ。フロントのエンジン部に1つ、後輪は左右にそれぞれの2つのモーターを組み込んだPHEVである。三菱らしさを追求したデザインは「マッシブ、ソリッド、タフ」がテーマとなっている。フローティングルーフもデザインの特徴。今後の三菱車のデザインを模索する一台。ちなみに、プレスカンファレンスの人の集まりは悪くない。日本の不祥事の影響は、欧州までそれほど及んでいないように見えた。

(文と写真=鈴木ケンイチ)

この記事の大きな画像を見るためには、画像ギャラリーをご覧ください。

シビックの他の画像を見るためには、写真一覧をご覧ください。

関連記事
  • 【東京オートサロン2017】ホンダ、オートサロンで新型「シビック」を公開 2017.1.15 自動車ニュース 本田技研工業は2017年1月13日、東京オートサロン2017で、2017年夏に日本での発売を予定している新型「シビック」シリーズの3モデルのプロトタイプモデルを日本で初めて公開した。
  • ホンダ・シビック Siプロトタイプ 2016.11.24 画像・写真 本田技研工業はロサンゼルスショー2016(開催期間:2016年11月14日~27日)で、北米向け新型「ホンダ・シビック」シリーズのスポーティーモデル「シビック Siプロトタイプ」を展示している。
  • 設計一新 スズキが新型「スイフト」を発表 2016.12.27 自動車ニュース スズキが新世代プラットフォーム「ハーテクト」を採用した新型「スイフト」を発表。従来モデルから大幅な軽量化を実現したほか、直噴ターボ車やマイルドハイブリッドを設定するなど、パワーユニットの拡充も図られている。
  • スバルBRZ GT(FR/6MT)【試乗記】 2017.1.4 試乗記 「スバルBRZ」のラインナップに新たに設定された走りのグレード「GT」に試乗した。ZF製のザックスダンパーやブレンボのブレーキがおごられて操縦安定性に磨きがかかっただけでなく、フラッグシップグレードにふさわしい洗練をも手にしていた。
  • フォルクスワーゲン、新型「ティグアン」を発売 2017.1.17 自動車ニュース フォルクスワーゲン グループ ジャパンは2017年1月17日、新型「ティグアン」を発表し、同日発売した。「TSIコンフォートライン」「TSIハイライン」「TSI Rライン」の全3グレード構成で、車両価格は360万円から。
ホームへ戻る