【パリモーターショー2016】日本勢はニューモデルラッシュ!(日本車編その2)

2016.10.04 自動車ニュース
新型「日産マイクラ」と日産自動車のカルロス・ゴーン社長。
新型「日産マイクラ」と日産自動車のカルロス・ゴーン社長。

モータースポーツにSUV、コンパクトカー、最新エンジンと、パリモーターショーでの日本車の話題はバラエティーに富んでいる。日産ブースの主役はコンパクトカー。新型「マイクラ」が主役を務めた。果たしてこの新型は、次期「マーチ」そのものなのだろうか? スズキやいすゞなども併せてリポートする。

ステージには色とりどりの新型「日産マイクラ」が並んだ(写真=日産自動車)。
ステージには色とりどりの新型「日産マイクラ」が並んだ(写真=日産自動車)。
世界初の量産型可変圧縮比ターボエンジン「VC-T」(左)。向こうに見えるのは、コンセプトカーの「インフィニティQXスポーツインスピレーション」。
世界初の量産型可変圧縮比ターボエンジン「VC-T」(左)。向こうに見えるのは、コンセプトカーの「インフィニティQXスポーツインスピレーション」。
「スズキ・イグニス」
「スズキ・イグニス」
いすゞはピックアップトラック「D-MAX」をお披露目した。
いすゞはピックアップトラック「D-MAX」をお披露目した。
京都のEVベンチャー企業であるGLMがコンセプトカーの「G4」を世界初公開した。
京都のEVベンチャー企業であるGLMがコンセプトカーの「G4」を世界初公開した。

■日産が新型「マイクラ」をお披露目

日産からは新型マイクラがデビューした。欧州市場にターゲットを絞ったようで、車体寸法が広げられ、日本でいう5ナンバー枠をオーバー。先進運転支援機能を数多く採用している。また、生産は欧州のルノーの工場となる。アジア向けのマーチの扱いがどうなるのかというアナウンスはなかった。日本にそのまま来るのか、それとも来ないのか? 今後の日産の発表を待ちたい。

日産の高級ブランド、インフィニティのプレスカンファレンスでは、1基のターボエンジンがステージ中央に置かれた。それが圧縮比を運転中に変更可能とする「VC-T」エンジンだ。

クランクシャフトとピストン/コンロッドの間に可変の機構を追加することで、圧縮比を8.1から14.1まで連続的に変化させることができる。これにより省燃費と高出力という、2つの特性をひとつのエンジンで両立することが可能となるのだ。今回は、そのエンジンを搭載するコンセプトカー「QXスポーツインスピレーション」が登場して、新エンジンの発表に華を添えた。

■スズキ、欧州でも「イグニス」の発売開始

スズキは「イグニス」を欧州でデビューさせた。搭載するマイルドハイブリッドは「SHVS(Smart Hybrid Vehicle by Suzuki)」と名付けられた。欧州での発売は2017年1月。同時に、内外装を変更した「SX4 Sクロス」のマイナーチェンジモデルも発表となった。

一方、いすゞはアセアンなどで人気を誇るピックアップトラックの「D-MAX」を欧州で初披露。創業100周年を記念するブースにクルマが飾られていた。

■京都のGLMが欧州デビュー

GLMが新しいコンセプトカーの「G4」を世界初公開した。GLMとは京都大学のプロジェクトから生まれたEVベンチャーだ。これまで往年のスポーツカーである「トミーカイラZZ」をEVとして再生させ、2016年春より量産をスタートさせている。その次なるプロジェクトが世界市場へ向けたG4だという。ユニークな4ドアを持つ4シーターEVは、最高出力400kW(544ps)で航続距離は400km。3年以内の発売を目指すという。

(文と写真=鈴木ケンイチ)

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