第374回:焼き物の町唐津に幻の野外レストランが登場!
「DINING OUT ARITA& with LEXUS」でアメージング体験

2016.11.05 エディターから一言
「ダイニングアウト」初日は、あいにくの豪雨のなか、急きょ設営されたテントのなかで開催された。
「ダイニングアウト」初日は、あいにくの豪雨のなか、急きょ設営されたテントのなかで開催された。

料理人とクリエイターがタッグを組み、野外レストランでゲストをもてなすイベント「DINING OUT(ダイニングアウト)」の第9弾が、2016年10月8日~10日に佐賀県唐津にて開催された。その初日イベントに記者も参加、レクサスがオフィシャルパートナーを務める“アメージングな体験”をリポートする。

名護屋城跡「馬場」にて開催。ゲストを迎える前には多くのスタッフが慌ただしく準備する様子が見られた。
名護屋城跡「馬場」にて開催。ゲストを迎える前には多くのスタッフが慌ただしく準備する様子が見られた。
今回のシェフを務めた渥美創太氏。フランスレストランガイド「ル・フーディング」の2015年全仏最優秀ビストロ賞を受けた、今パリで最も人気のレストラン「CLOWN BAR」で腕を振るう若きシェフ。
今回のシェフを務めた渥美創太氏。フランスレストランガイド「ル・フーディング」の2015年全仏最優秀ビストロ賞を受けた、今パリで最も人気のレストラン「CLOWN BAR」で腕を振るう若きシェフ。
今回、料理に合う器を焼き物作家とともにプロデュースした丸若裕俊氏。日本の伝統工芸に新たな価値を加えて世に送り出す手腕を買われ、今回クリエイティブプロデューサーとしてイベントを取りまとめた。
今回、料理に合う器を焼き物作家とともにプロデュースした丸若裕俊氏。日本の伝統工芸に新たな価値を加えて世に送り出す手腕を買われ、今回クリエイティブプロデューサーとしてイベントを取りまとめた。
「世界ベストレストラン50」の日本評議委員長であり、食やファッション、カルチャーなどをテーマにするコラムニスト、中村孝則氏が司会を務めた。
「世界ベストレストラン50」の日本評議委員長であり、食やファッション、カルチャーなどをテーマにするコラムニスト、中村孝則氏が司会を務めた。
インターナショナルA.S.I.ソムリエ・ディプロマで、今回の料理のドリンクペアリングを担当したソムリエの大越基裕氏。
インターナショナルA.S.I.ソムリエ・ディプロマで、今回の料理のドリンクペアリングを担当したソムリエの大越基裕氏。

「有田焼」400周年を記念した特別なイベント

唐津といえば、豊臣秀吉による朝鮮出兵(1592~98年)の際に拠点となった、日本の歴史上、重要な地である。当時は10万人が住む町に30万もの兵士が結集し、その規模は、70万都市だったオスマントルコのコンスタンチノープル(現・イスタンブール)、北京、大阪に次ぐ世界で4番目の大きさだったとか。

その唐津で、「有田焼」創業400周年を記念し、「ダイニングアウト アリタ アンド ウィズ レクサス」という特別なイベントが開催されるという。オフィシャルパートナーはレクサス。3夜限りの野外レストランは、当日まで会場がどこであるかは知らされていない。つまりミステリーツアーだ。

あいにく、東京出発時から天気は雨。福岡空港からクルマで唐津までの移動中には、激しい土砂降りに見舞われ、前方視界も得られないほどだったが、予定時刻をずらす形で、なんとか野外で開催する運びとなった。

「到着しました」との声でクルマを降りると、なんとそこは名護屋城跡だった。ちょうど直前にNHKの大河ドラマ『真田丸』で紹介されていた場所でもあり、にわかにテンションが上がる。傘を差し、水たまりをよけながら「馬場」にたどり着くと、目の前には透明のテントで覆われた仮設レストランが出来上がっていた。40名を収容できるホールを抜けると厨房(ちゅうぼう)、その奥にバックヤードと、細長い回廊のように作られている。肉を焼くような香ばしいかおりが広がる厨房では、シェフの渥美創太氏が黙々と最後の仕込みに汗を流していた。

18時、激しい雨音がテント内に響くなか、司会者の「ダイニングアウト、スタート!」の声でイベントの幕が上がった。「よりによって、こんな日に……」という気持ちがないわけではなかったが、「こんなに激しく雨が降るなか開催するのは初めてだ」という彼の言葉を耳にすると、むしろ貴重な日に参加できたことに感謝している自分もいた。400年前もここにあったのだろうか、幹太く伸びる大木がオレンジ色にライトアップされ、少し神懸かって見える。野外イベントならではの醍醐味(だいごみ)は、こんな天候の日にこそより深く感じられるのかもしれない。

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