第2回:簡単に、買えると思うな、8リッター(字余り)

2016.11.11 エッセイ
首都高湾岸線の市川PAにて、マイカーとなった「バイパー」を撮影。冷静に考えたら、これまで1回もリアビューの写真を撮っていなかった。次回までに撮影しておきましょう。

第2回を始める前に、まずは読者諸兄姉に御礼を一言。メールやフェイスブックでのご声援、本当にありがとうございます。
愚生、これを支えに貯金が枯れ尽きるまで走り続ける所存です。当エッセイは不定期ですが、購入にまつわるネタを出し終えるまでは毎週掲載で突っ走りますので、お時間のある時にご笑納くださいませ。
そんなわけで、第2回は購入までの経緯を語らせていただきます。

実は、一時期ホントに次期マイカーとして「ポルシェ944ターボ」を考えていたことがありました……。読者諸兄姉には説明不要のことだろうけれど、「日産スカイライン」や「トヨタ・スープラ」「マツダRX-7」など、往年の国産スポーツモデルのベンチマークとなった名車である。
「ポルシェ944ターボ」のほかには、「TVRグリフィス」(写真)や「マーコス1600GT」なども真剣に考えていた。われながら、どうかしていたとしか思えない。「バイパー」でもそうは変わらんけど。
私がネットで物色していたこの2カ月の間に、某中古車情報サイトに掲載された初代「バイパー」のクーペは、通算でわずか3物件。同世代のアメリカンスポーツ「C5コルベット」のクーペは、常時40件はヒットしていたというのに……。
「バイパー」には“やっぱりこの色じゃなきゃ!”というボディーカラーが特にない。逆に言うと、白いレーシングストライプさえ通っていれば、それっぽく見えちゃうのがバイパーである。こちらは2000年のルマン24時間耐久レースの写真。赤いバイパーもカッコイイでしょ?

タマがないわけではないのだが……

PS
どうでも良いことなのですが、現在MINIの後継機を物色中です。
(1)ポルシェ944ターボ(コミコミ318万円くらい)
(2)初代ダッジ・バイパーGTS(コミコミ550万円くらい)
今尾様は同思いますか?

※誤植&誤変換は原文ママ。

Gmailの記録によると、私が(一方的に)師と仰ぐ自動車ライターの今尾直樹氏に、上述の追伸を添えたメールを送ったのは2016年7月26日のこと。恐らくこれが、私が周囲に「バイパー探してます~」と己が愚行を暴露した、最初の例だと思われる。

わが記憶が確かなら、このとき私はすでに「次のクルマはバイパー」と心に決めていた。天下のポルシェを併記し、あまつさえそれを先に挙げているのは、思春期の男子がエッチな本を購入する際、ほかの本でサンドしてレジに持っていくのと同じ心理が働いたからである。

それはさておき、記者は上述のメールからおよそ2カ月でバイパー購入にいたるのだが、その間、とにかく物件探しで困った。お察しの通りタマがないのだ。ゼロではないのだが、なんと言うか絶妙な感じでタマがない。

具体的な話をさせていただくと、文中の“初代ダッジ・バイパーGTS(コミコミ550万円くらい)”というのは、某中古車情報サイトで実際にヒットした物件である。このとき、初代バイパーのクーペはほかに、東海地方で1件出ていただけだった。

走行距離が3万kmちょい、しかもダイムラー・クライスラー日本時代の正規輸入車ということもあり、この個体は現在のわがマイカーより100万円以上高い値札を下げていた。それでも私は実際にブツを拝みに行ったのだが、店に着いたときには、その個体はタッチの差で“売約済み”となっていた。

しからば、次の候補は東海地方で出ている個体ですね、となるところだが、こちらはリアにGTウイングがそそり立ち、どでかいホイールがギラギラ光り、とにかく自分の好みではない。「赤いボディーカラーはいいんだけどな」などとつぶやきつつ、私はこの物件をスルー。新たな個体が出てくるのを待った。

この記事の大きな画像を見るためには、画像ギャラリーをご覧ください。

「バイパーほったの ヘビの毒にやられまして」の過去記事リストへ