【LAショー2016】マツダ、2代目となる新型「CX-5」を世界初公開

2016.11.16 自動車ニュース
新型「マツダCX-5」
新型「マツダCX-5」

マツダは2016年11月15日(現地時間)、ロサンゼルスオートショー(開催期間:2016年11月14日~27日)において新型「CX-5」(北米仕様)を発表した。

 
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「魂動」デザインの次なるステップ

CX-5はマツダのミドルサイズSUVで、SKYACTIV技術と「魂動(こどう)」デザインを採用した新世代商品の第1弾として2012年にデビュー。SKYACTIV世代の商品ラインナップが出そろった今、今回の新型はマツダの“次の一手”として重要なモデルといえる。

特に注目したいのがデザインコンセプト「魂動 SOUL of MOTION」の進化で、マツダではあらためて「日本の美意識」に着目。日本の伝統的モノ作りに受け継がれている、無駄な要素を削(そ)ぎ落としたシンプルで研ぎ澄まされた造形を考え方のベースとし、「REFINED TOUGHNESS=洗練された力強さ」というキーワードのもと、「成熟した骨格」「品格のあるフォルム」「仕立ての良い質感」の3つを軸にCX-5のエクステリアおよびインテリアデザインを制作した。

エクステリアでは、「ボディーを前後方向につらぬく一つの大きな動きを中心に据え、しなやかに加速するスピード感を表現」したという。

ポイントは3つあり、そのひとつが、強い前進感とスタンスを強調する骨格である。クルマの重心を下げ、前後トレッドを10mm拡大したことでボディー全体でしっかりと地面をつかむプロポーションを強調。現行型よりもAピラーの位置を約35mm後退させ、フロントアクスルとAピラーの位置を適正化したことや、前後方向の大きな動きを意識したサイドビューのデザイン、そしてリフトゲートからリアタイヤへ向かう台形の造形により、どこから見てもタイヤにしっかりと荷重がかかった力強い骨格を表現した。

またボディーの面造形については、ハイライトや映り込みの変化と動き、そのピークの位置を徹底的に調整し、艶(あで)やかに変化する光の表情を表現したという。

3点目は彫りの深いディテールの意匠で、特にフロントまわりについては、薄型化し低く構えたヘッドランプと、先端をヘッドランプの下側に通して左右への広がり感と立体感を強調したシグネチャーウイングなどにより、今日のマツダ車に共通するファミリーフェイスを水平基調の動きを際立たせた低くワイドなものに変更。フロントグリルのメッシュ部分に三角錐(さんかくすい)をかたどった精緻なパターンを採用することで、彫りの深い精悍(せいかん)な表情を実現した。

また、今やマツダのイメージカラーとなっている「ソウルレッド」(正式名称はソウルレッドプレミアムメタリック)も、新ボディーカラー「ソウルレッドクリスタルメタリック」へ“進化”。これまでのコンセプトでもある生命力あふれたエネルギッシュな鮮やかさ、濁りのない深みと“つや感”をより高次元で両立することで、みずみずしい透明感のある赤を実現しているという。

なお、ボディーサイズは全長×全幅×全高=4545×1840×1690mm(北米仕様予定車目標値)と、現行モデルよりわずかに長く、低くなっている。

乗員全員の心地よさを追求

一方、インテリアでは「空間」「フォルム」「質感」の3つの領域に注力。特に空間の領域では、乗員を取り巻く構造物の在り方にまで立ち戻って車内空間をデザインし、すべての乗員が心地よい緊張感と安心感を得られる基本骨格を作り上げた。

乗員全員がドライブを楽しめる心地よい居住性を実現させるため、まず運転席では、自然に手足を伸ばした場所に操作デバイスを配置。そのうえで、フロアコンソールの高さを上げ、シフトノブの位置を先代モデル比で約60mm(AT車の値、MT車では約40mm)上方に配置させることで操作性を向上させた。

また、前方視界はAピラーの後退により左右の見開き角を拡大するとともに、アウターミラーの小型化により斜め方向の視認性も向上。後方視界はベルトラインの高さを現行モデルよりもやや低くするとともに、リアドアウィンドウに分割のない1枚ガラスを採用することで改善を図っている。

シートの設計も変更しており、フロントシートについては乗員の体幹をしっかり支え、上体の横揺れや頭部の移動を抑制するため、シートバックにサスペンションマットを採用するとともに部位ごとの剛性を最適化。後席についてはリアシートに2段階式のリクライニング機構を採用したほか、リアシートヒーターや後席専用のエアコン吹き出し口を追加し、快適性の向上を図っている。

「G-ベクタリングコントロール」を搭載

パワーユニットはクリーンディーゼルエンジンの「SKYACTIV-D 2.2」と、直噴ガソリンエンジンの「SKYACTIV-G 2.5」および「SKYACTIV-G 2.0」。トランスミッションには6段ATとともに6段MTを用意し、3種類のエンジンともども、市場の特性に合わせて展開していく予定だ。また4WDシステムには前輪スリップ予兆検知システム付きの「i-ACTIV AWD」を採用する。

シャシー性能に関する点では、ドライバーのハンドル操作に応じてエンジントルクを制御し、操縦安定性や快適性を向上させる「G-ベクタリングコントロール」を他車に続いて搭載。ステアリング機構にはコラム式電動パワーステアリングを採用しており、ステアリングマウントをリジッドマウント化し、リニアリティーとステアリング剛性を向上させた。サスペンションはフロントがマクファーソンストラット式、リアがマルチリンク式で、フロントダンパーの径の拡大や液体封入式フロントロワアームブッシュの採用などにより、ロール時に乗員が覚える浮遊感や、不快に感じられる振動を抑制している。

安全性能についても、停車状態から追従走行を開始できるよう改良した「マツダレーダークルーズコントロール」の採用や、衝撃エネルギーを効率的に吸収、分散してキャビンの変形を抑制する高強度・安全ボディーのさらなる進化などにより、マツダの先進安全技術、「i-ACTIVSENSE」をより充実させている。

新型CX-5主査を務めたマツダの児玉眞也氏は、「新型CX-5が、お客さまに笑顔をお届けし人生をより豊かにする一台になると、確信している」「このクルマを通じて、常に挑戦し進化し続けるマツダを感じてもらえれば、これに勝る喜びはない」と述べた。

(内田俊一)
 

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