【スペック】全長×全幅×全高=4435×1810×1310mm/ホイールベース=2350mm/車重=1490kg/駆動方式=RR/3.6リッター水平対向6DOHC24バルブ(345ps/6500rpm、39.7kgm/4400rpm)/価格=1161万円(テスト車=1362万5000円)

ポルシェ911カレラ(RR/7AT)【試乗記】

最後の(?)911 2011.10.18 試乗記 ポルシェ911カレラ(RR/7AT)
……1362万5000円

9月のフランクフルトショーで、次世代型(タイプ991)が発表された、伝統的スポーツカー「ポルシェ911カレラ」。バトンを渡すその前に、現行型の「タイプ997」を駆り、その進化について考えた。

いま「911」はどこにいる?

新型「911カレラ」(タイプ991)の試乗記が出ても良さそうなこの時期、なぜか無性に従来型(997)に乗りたくなり、東京の街中を2日間、ごく普通に流してみた。『webCG』では、おそらくこれが997が現役時代の最後の記事になるのではないかと思う。

何でこの時期、わざわざそんなことをするのかというと、ずばり、気になったからである。「最新は最善」とうたわれ、たゆみなく改善が加えられてきた911が今、どれほどの高みに達しているのか、すごく気になったからである。その昔、よく言ったじゃないですか。気に入ったものに本当に長く乗りたいのなら、むしろ最終型が買いなんだと(このフレーズ、最近「BMW135iクーペ」のところでも使った気がするなあ……)。

誕生から48年が経過した911は、その歴史において何度か大きな転機があった。最近では水冷エンジンの搭載(1998年の996型)が一大転換点だったが、いまチマタに出回っている話を総合するに、どうも新型にも相当大きな手が入っているようである。すなわち、新型にはアルミとスチールを組み合わせたまったく新しいプラットフォームが与えられ、ホイールベースが100mmも延長されているというのである。ちなみに、この延びしろはタイプ993から996に進化した時(2270→2350mm)よりも大きい。言ってみれば基礎の打ち直しだ。

新型と旧型を比較すれば当然、新型が「最善」だろうし、どちらが味わい深いかを決めるのはメディアではなく個人である。そういう“バーチャル比較”がしたくて今回、従来型に乗ったのではなく、タイプ997における到達点をしっかり記憶しておきたかった。ただそれだけのことなのである。


ポルシェ911カレラ(RR/7AT)【試乗記】の画像
エクステリア同様、昔から大きく印象を変えることのないインテリア。いまでは、テスト車のような右ハンドル仕様を求めることもできる。
エクステリア同様、昔から大きく印象を変えることのないインテリア。いまでは、テスト車のような右ハンドル仕様を求めることもできる。
リアビュー。なだらかにリアエンドへと向かうルーフラインは、「ポルシェ911」が長年守ってきたデザイン上の特徴だ。
リアビュー。なだらかにリアエンドへと向かうルーフラインは、「ポルシェ911」が長年守ってきたデザイン上の特徴だ。

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