唯一の“マスコット付き”

現時点で発表されている新型Eクラスの中で、“エクスクルーシブ仕様”は、このE400のみ。E200シリーズのアバンギャルドやアバンギャルド スポーツがダイナミックでスポーティーな装いを強調するのに対して、エクスクルーシブでは、より正統派メルセデスらしい雰囲気がアピールされている。かつてメルセデスの象徴的なアイテムだったスリーポインテッドスターのマスコットが、フードの先端に与えられるのもこの仕様のみ。それゆえ、新型Eクラスでこのディテールにこだわると、自動的にE400になってしまうことになる。

それにしても、新型Eクラスのエクステリアデザインはやはり、「Sクラス」とCクラスの間に割って入ったという印象が強い。全長が45cm、全幅も10cm以上異なるSとCとを間違える人は少ないだろうが、サイズがその中間にあるEの場合、うっかりすると、SとCのいずれとも見間違えてしまいそう。ダッシュボードには、2つの大型ディスプレイを1枚の横長ガラスで覆ったメーターパネルが備わっている。そんなインテリアも、同様のモチーフを先行採用したSクラスに酷似した雰囲気だ。

いずれにしても、「“真ん中”にあたるEには上下の兄弟と趣を異にするデザインを採用し、それをもって3車を識別しやすくするのではないか?」というデビュー前の個人的な予想は、見事に外れてしまった。

ところで、かつてメルセデスの4WDシステムについては、「縦置きトランスミッションの後端からトランスファーを介して分離した回転軸が、前輪を駆動するためトランスミッションケース右側を“Uターン”していくがゆえに、右ハンドル仕様の乗用車では成り立たない」などと説明されていたのだが、その問題は、最新世代では見事にクリア。左足の置き場所を含めたドライビングポジションは、そこそこ違和感のないものになっている。

ボディーカラーは全9色。テスト車のイリジウムシルバーは9万円のオプションとして用意される。
ボディーカラーは全9色。テスト車のイリジウムシルバーは9万円のオプションとして用意される。
片側あたり84個のLEDで構成される「マルチビームLEDヘッドライト」。ブルーの差し色が特徴的。
片側あたり84個のLEDで構成される「マルチビームLEDヘッドライト」。ブルーの差し色が特徴的。
インストゥルメントパネルには、12.3インチの高精彩ワイドディスプレイが横一列に2枚並ぶ。左はインフォテインメントシステム用、右はメーターパネルとして使われる。
インストゥルメントパネルには、12.3インチの高精彩ワイドディスプレイが横一列に2枚並ぶ。左はインフォテインメントシステム用、右はメーターパネルとして使われる。
ステアリングスイッチには、タッチ式のセンサー(つやのある黒い部分)を採用。スマートフォンのようなタッチ&スワイプ操作ができる。
ステアリングスイッチには、タッチ式のセンサー(つやのある黒い部分)を採用。スマートフォンのようなタッチ&スワイプ操作ができる。

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