【スペック】全長×全幅×全高=4638×1939×1261mm/ホイールベース=2680mm/車重=1960kg/駆動方式=FR/6.2リッターV8DOHC32バルブ(571ps/6800rpm、66.3kgm/4750rpm)(欧州仕様車)

メルセデス・ベンツSLS AMG ロードスター(FR/7AT)【海外試乗記】

生粋のドライビングロードスター 2011.10.16 試乗記 メルセデス・ベンツSLS AMG ロードスター(FR/7AT)
……2590万円

スーパースポーツ「SLS AMG」に追加されたロードスターバージョン。その走りは軟派な印象とは裏腹に硬派なものだった。2012年1月の日本でのデリバリーを前に、その実力をモナコからリポートする。

クーペよりハンサム?

「300SL」の伝説を追うように、「SLS AMG」にもロードスターモデルが加わった。半世紀以上も前、その構造上の必然性からガルウイング方式のドアを採用した300SLクーペは、今でこそガルウイングの代名詞として、ビンテージカーマニアから絶大なる支持を受けているが、“300SL”としての成功は、アメリカ市場を念頭においたロードスターモデルによるところが大きかった。

AMG初の専用スポーツカーとしてデビュー後、世界中で賞賛されている、“帰って来たガルウイング”SLS AMGもまた、このロードスターモデルの追加で、一層の人気と憧憬(しょうけい)を得ることは間違いない。 

アイコニックな300SLと同様に、基本的にはクーペスタイルからルーフとガルウイングドアを取り去って、小さなソフトトップをそなえたスタイリングとした。2m近くもあるロングノーズがよりいっそう強調され、意外にたくましいショルダーラインが目立っていて、リアセクションも後方へとすっきり流れるデザインとなっていることから、こちらの方が単純に「格好いい」と思う人も多いことだろう。

ドアが上に開くことを至上とする筆者などは、それでもガルウイングを支持したくなるのだが、確かに小さく立ち気味でクラシカルなフロントスクリーンとの相性などは、ロードスターの方が優っていると認めざるを得ない。

ルーフにはエレガントなソフトトップを採用した。時同じくしてデビューした「フェラーリ458スパイダー」が軽量なハードトップを採用したこととは好対照である。3層からなるファブリックトップは、マグネシウムとアルミニウム、スチールを骨組みとして組み合わせ、軽量化を図った。Z型に折り畳まれ、開閉に要する時間はおよそ11秒。もちろん全自動で、時速50キロ以下であれば、走行中の開閉も可能だ。ちなみに、ソフトトップの色は黒、赤、ベージュの3色を用意した。

インテリアはクーペと同じデザインである。センターアームレスト前部に、ルーフ開閉のための操作ユニットを配した点が違う程度。それよりも、室内を注視されることの多いオープンカーということで、インテリアコーディネートに随分こだわった。特別外装色のデジーノカラーのみならず、あでやかなスタイルインテリアパッケージを用意(2012年春以降)するなど、見栄えアップには相当に力を入れている。

インテリアデザインは「SLS AMG(クーペ)」と共通。
メルセデス・ベンツSLS AMG(FR/7AT)【海外試乗記】
ロールオーバープロテクションバーの間には、風の巻き込みを抑えるウインドディフレクターが備わる。
メルセデス・ベンツSLS AMG(FR/7AT)【海外試乗記】
ソフトトップは、黒、赤、ベージュの3色から選べる。
メルセデス・ベンツSLS AMG(FR/7AT)【海外試乗記】

メルセデス・ベンツSLS AMG(FR/7AT)【海外試乗記】

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