健勝なエンジンと時代を感じるステアフィール

電子制御燃料噴射の採用で130psを得た2リッターエンジンは、4気筒OHVの「B20」型。P1800Eは、ボルボで初めてコンピューターを搭載したクルマということになる。ちなみに、最新の「XC90」には、50個のコンピューターが使われているそうだ。

最高速190km/h、0-100km/h=9.5秒。デビュー当時のP1800Eは、2リッタースポーツクーペとしてはなかなかの高性能を誇った。
なにしろ虎の子だから、それを確認するような無茶はしなかったが、エンジンはいまでもかくしゃくとしている。レッドゾーンは6500rpmから。決して回りたがりのエンジンではないが、3000rpmあたりからのトルク感が力強く、そして気持ちいい。4速トップで3400rpmの100km/h巡航も平和である。

ただ、高速になると気になるのは、ステアリングの“遊び”だ。ステアリングホイールは細くて、大きい。直径は41cmもある。その円周上で5cm以上左右に振っても効かないくらいの不感帯がある。昔のリサーキュレーティングボール式ステアリングに遊びはつきものだが、そのなかでも鈍い部類である。東京オリンピックが開かれ、東海道新幹線が開通した1964年、筆者は小学4年生だった。お父さんがRRの「日野コンテッサ」に乗っている同級生の女子が、「クルマって、ハンドルをまっすぐしてるだけじゃ、まっすぐ走らないのよ」と知ったかぶりしていたのを思い出した。

中央自動車道を河口湖方面へと向かう「1800E」。動力性能は、最高速が190km/h、0-100km/h加速が9.5秒と公称されていた。
中央自動車道を河口湖方面へと向かう「1800E」。動力性能は、最高速が190km/h、0-100km/h加速が9.5秒と公称されていた。
運転席の正面に備わる計器は速度計、エンジン回転計、油温計、水温計の4種類。これとは別に、インストゥルメントパネルの中央に、油圧計、燃料計、時計が装備されている。
運転席の正面に備わる計器は速度計、エンジン回転計、油温計、水温計の4種類。これとは別に、インストゥルメントパネルの中央に、油圧計、燃料計、時計が装備されている。
「1800E」に搭載される「B20」型エンジン。ターンフロー式の2リッター直4 OHVで、130psの最高出力を発生した。
「1800E」に搭載される「B20」型エンジン。ターンフロー式の2リッター直4 OHVで、130psの最高出力を発生した。

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