イタリアのパンダは4シーター!?

そのような話を、あるイタリア人のクルマ好き青年にしてみた。彼の見解はこうだ。

「今やパンダでも1万ユーロコース(筆者注:オーディオレスの基本グレード「アッズーリ」は1万1300ユーロ、約138万円)。シティーカーのユーザーは価格に対してシビアだから、色についても、納得がいくものが落としどころになるだろうな」

その彼は、「なにしろパンダは5人乗りも追加料金だからね」と言う。
日本仕様は5人乗りだ。だからボクは思わず、「はあ?」と身をのりだしてしまった。そして、今度は地元シエナのフィアットディーラーでセールスをしている知人にたずねてみた。

例のクルマ好き青年の言うことは正しかった。イタリア市場におけるパンダは、4人乗りが標準だという。 

「5人乗りは、後席の追加シートベルトと車両登録で、250ユーロ(約3万円)のオプションだよ」

「それならばディーラーでは標準の4人乗りを買い、自分であとから市販のシートベルトを装着して5人乗りに改造すればいいじゃないか」と想像する読者諸兄もいるだろう。実際イタリアでも、そう考えるユーザーは存在する。

気がつけば、カプチーノ色は、それなりにトレンドだ。これはわが家にあるデンマークはボダム社のマイボトル。
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先日「ネスプレッソ」のサービスマンが、故障した品の代わりに持ってきた貸し出し用エスプレッソマシンもカプチーノ色である。
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バスルームをのぞけば、女房が買ってきた“せっけんディスペンサー”も……。
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大矢 アキオ

大矢 アキオ

コラムニスト。国立音楽大学ヴァイオリン専攻卒にして、二玄社『SUPER CG』元編集記者、そしてイタリア在住21年と脈絡なき人生を歩んできたものの、おかげで妙に顔が広い。今日、日本を代表するイタリア文化コメンテーターとして執筆活動に携わると共に、NHKラジオフランス語テキストでも活躍中。10年以上にわたるNHK『ラジオ深夜便』レギュラーリポーター、FM横浜『ザ・モーターウィークリー』季節ゲストなど、ラジオでも奮闘している。『Hotするイタリア』『イタリア発シアワセの秘密 ― 笑って! 愛して! トスカーナの平日』(ともに二玄社)、『カンティーナを巡る冒険旅行』『ザ・スピリット・オブ・ランボルギーニ』(ともに光人社)、電子書籍『イタリア式クルマ生活術』(NRMパブリッシング)など数々の著書・訳書あり。

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