「谷口信輝の新車試乗」――マセラティ・レヴァンテ(前編)

2016.12.29 mobileCG

SUPER GTや86/BRZ Raceなど、数々のモータースポーツシーンで活躍中のレーシングドライバー谷口信輝が、本音でクルマを語り尽くす! 今回のテーマは「マセラティ・レヴァンテ」。マセラティ初のSUVを谷口はどう評価するのだろうか? 350psの3リッターV6ツインターボエンジンを搭載するスタンダードな仕様に試乗した。

「カイエン」や「X6」とはだいぶ違う

今回、谷口信輝に試乗してもらったのはマセラティ初のSUVとして注目されているレヴァンテ。同社のミドルクラス・サルーンである「ギブリ」をベースにして全高を持ち上げ、車内スペースとロードクリアランスを拡大してSUVとしての使い勝手を実現したモデルだが、乗り味やデザイン面ではギブリに代表される最新のマセラティテイストが味わえると評判のクロスオーバーである。

今回、テストしたのは3グレードあるなかで一番スタンダードな“レヴァンテ”だが、3リッターV6ツインターボエンジンは350psと500Nm(51.0kgm)を発生。電子制御多板クラッチ式の4WDシステムと組み合わせ、0-100km/h加速6.3秒、最高速度243km/hのパフォーマンスを実現している。価格は1080万円だ。

いつものワインディングロードで試乗した印象はどうだったのか? 早速、谷口に語ってもらおう。
「クルマの位置づけとしては、『ポルシェ・カイエン』や『BMW X6』とかとはだいぶ違うところにいますね。ちょっと腰高な感じで、足まわりが少しフワンフワンしている。コーナーでハンドルを切ればもちろんちゃんと曲がりますが、ボディーの動きはそれなりにあって、スポーティー方向に振っているという感じはあまりしませんね」

「乗り心地は全然悪くないですよ」と谷口は続ける。
「きっと街中とかで乗ったら快適だと思います。ただし、ワインディングロードを走っていると、クルマの上側と下側の間にクッションが1枚入っているみたいな感じ。だから、ライバルはカイエンやX6じゃなくて、もっとオフロード性の強い『ランドローバー・レンジローバー』に近いって感じかな。あとは、ほら、あのクルマ。えーと、なんだっけなあ。えーと、“オードトワレ”みたいなSUV……」(続く)

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(語り=谷口信輝/まとめ=大谷達也<Little Wing>/写真=小林俊樹/編集=竹下元太郎)

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