韓国タイヤ「ネクセン」の正規販売がスタート

2017.01.16 自動車ニュース
左からネクセンタイヤコーポレーションのカン ホ チャン社長、ネクセンタイヤジャパンの工藤大輔副社長と西村 竜社長、豊田通商の貸谷伊知郎常務。
左からネクセンタイヤコーポレーションのカン ホ チャン社長、ネクセンタイヤジャパンの工藤大輔副社長と西村 竜社長、豊田通商の貸谷伊知郎常務。

韓国のネクセンタイヤコーポレーション(NEXEN TIRE Corporation、以下ネクセンタイヤ)と豊田通商は2017年1月16日、日本でのタイヤ販売事業について記者会見を開き、合弁会社「ネクセンタイヤジャパン」が、日本でのネクセンタイヤの販売を開始したと発表した。

ネクセンタイヤの「N FERA RU1」は、ポルシェに「カイエン」の純正装着タイヤとして採用されている。
ネクセンタイヤの「N FERA RU1」は、ポルシェに「カイエン」の純正装着タイヤとして採用されている。
日本市場では、まずはネクセンブランドの乗用車用プレミアムタイヤ「N FERA」シリーズを中心に訴求していくとしている。写真は「ネクセンN FERA SU1」。
日本市場では、まずはネクセンブランドの乗用車用プレミアムタイヤ「N FERA」シリーズを中心に訴求していくとしている。写真は「ネクセンN FERA SU1」。
ネクセンタイヤコーポレーションのカン ホ チャン社長。日本市場については、リプレイス市場はもちろん、純正装着用タイヤとしての自動車メーカーへの納入についても意欲を見せた。
ネクセンタイヤコーポレーションのカン ホ チャン社長。日本市場については、リプレイス市場はもちろん、純正装着用タイヤとしての自動車メーカーへの納入についても意欲を見せた。
豊田通商の貸谷伊知郎常務は、グローバル試乗における今後のネクセンタイヤとの協力関係についても触れ、同社が力を注いでいるモビリティー事業のバリューチェーン拡大に期待を寄せた。
豊田通商の貸谷伊知郎常務は、グローバル試乗における今後のネクセンタイヤとの協力関係についても触れ、同社が力を注いでいるモビリティー事業のバリューチェーン拡大に期待を寄せた。
ネクセンタイヤジャパンの西村 竜社長。日本市場における目標として、輸入車ブランドNo.1のシェア獲得を挙げた。
ネクセンタイヤジャパンの西村 竜社長。日本市場における目標として、輸入車ブランドNo.1のシェア獲得を挙げた。

韓国発の世界的タイヤメーカーが日本市場に本格参入

ネクセンタイヤは、3社ある韓国の主要タイヤメーカーのひとつで、全世界130の国と地域で年間約4000万本(2016年の実績)のタイヤを販売。同社の製品はフォルクスワーゲンやフィアット、ルノー、ヒュンダイなど、欧米やアジアの17の自動車メーカーに純正装着用タイヤとして採用されている。

これまで日本では、オートウェイなど複数の販売会社が個別に輸入を行い、年間約33万本が流通していた。しかし、2016年11月にネクセンタイヤと豊田通商のジョイントベンチャーとしてネクセンタイヤジャパンが発足。同社が日本における正規輸入代理事業を担うこととなった。

日本に導入するブランドとしては、販売チャンネルに応じて「ネクセン」と「ロードストーン」の2種類の取り扱いを予定。まずはネクセンブランドのフラッグシップタイヤ「N FERA(エヌフィラ)」をはじめとした乗用車用タイヤ5種類、SUV用タイヤ3種類、商用車用タイヤ1種類が販売される。

販売におけるキーワードは「Smart Choice(スマートチョイス)」というもので、より安価な価格で、世界的に高い評価を得ている商品を手に入れられることを訴求。「リプレイスタイヤで年間6000万本」という市場規模の日本において、2017年には50万本、2022年には100万本を販売し、最終的には輸入ブランドで一番の市場シェアを確保するとしている。

国際的な協力関係の構築も視野に

今回の記者会見では、まずネクセンタイヤ代表取締役社長のカン ホ チャン氏が登壇。「日本のユーザーニーズに合わせた商品をR&Dセンターで開発し、供給を強化したい」として、リプレイス市場とメーカー純正装着の双方における販路拡大に意欲を見せた。

さらに、豊田通商との協力について「今後グローバルマーケットでさらに多くのシナジーを生む、戦略的パートナシップであるという点に大きな意義がある」とコメント。豊田通商常務取締役の貸谷伊知郎氏も「日本のみならず海外のアフターマーケットでもネクセンタイヤとの協力関係を構築し、自動車事業のバリューチェーンを拡大する」と述べ、ネクセンタイヤとの国際的な協力に期待を寄せた。

また、ネクセンタイヤジャパン代表取締役社長の西村 竜氏は「(2022年に)100万本という目標は簡単ではないが、不可能ではない」「ネクセンタイヤの商品力と豊田通商の強みを生かせば成功できる」と、日本市場における成長に対する意気込みを述べた。

(webCG)
 

あなたにおすすめの記事
新着記事