日本グッドイヤーが2017年の経営戦略を発表

2017.02.16 自動車ニュース
写真左より、日本グッドイヤーの金原雄次郎代表取締役社長と、米グッドイヤーのマイク・リトコスキー アジア・パシフィック地区 消費財担当副社長。
写真左より、日本グッドイヤーの金原雄次郎代表取締役社長と、米グッドイヤーのマイク・リトコスキー アジア・パシフィック地区 消費財担当副社長。

日本グッドイヤーは2017年2月16日、東京・赤坂でプレスカンファレンスを開催し、2017年の経営戦略などに関する説明を行った。

リトコスキー氏は、米トランプ政権の経営への影響について問われると、「そんなことはだれも分からないのでは(笑)。時間がたてば答えは出るでしょう」と回答。
リトコスキー氏は、米トランプ政権の経営への影響について問われると、「そんなことはだれも分からないのでは(笑)。時間がたてば答えは出るでしょう」と回答。
金原社長は、「『ベクター4シーズンズ ハイブリッド』を指名買いするユーザーが増えたほか、オフィシャルウェブサイトへのアクセスも急増した」と語った。
金原社長は、「『ベクター4シーズンズ ハイブリッド』を指名買いするユーザーが増えたほか、オフィシャルウェブサイトへのアクセスも急増した」と語った。
カンファレンスでは、ジュネーブショー2016で発表された球形タイヤ「イーグル360」のイメージ映像も流された。肝心の発売時期については「まだ時間がかかる」そう。
カンファレンスでは、ジュネーブショー2016で発表された球形タイヤ「イーグル360」のイメージ映像も流された。肝心の発売時期については「まだ時間がかかる」そう。
販売好調という「ベクター4シーズンズ ハイブリッド」。2017年はオールシーズンタイヤ発売40周年のメモリアルイヤーにあたる。
販売好調という「ベクター4シーズンズ ハイブリッド」。2017年はオールシーズンタイヤ発売40周年のメモリアルイヤーにあたる。

今回のカンファレンスでは、まず米グッドイヤーのマイク・リトコスキー アジア・パシフィック地区 消費財担当副社長が、グローバルにおける2016年の経営状況と2017年の経営戦略を説明。続いて日本グッドイヤーの金原雄次郎代表取締役社長による、2017年の日本市場での経営戦略と、オールシーズンタイヤ「ベクター4シーズンズ ハイブリッド」の販売状況などの説明が行われた。

2016年のグローバルでの営業利益については、前年比で30%以上の伸びをみせ、過去最高を記録と、堅調に推移した。特にアジア・パシフィック市場での営業利益率の高さがアピールされ、中国とインドで2けた成長を示したことと、この地域では利益率の高い高付加価値商品の売れ行きが好調だったことが要因とした。今後もコスト低減などを徹底することで、さらなる伸びが見込めるという。一方、足元で不安材料だとささやかれる、原材料費の高騰について、リトコスキー氏は「タイヤは原材料費が7割を占める工業製品であり、業界全体の値上げの流れには逆らいづらいのではないか」と語った。日本市場での値上げについては、直近では行われる予定はないという。

グローバルでの2017年の経営戦略については、長期目標として掲げる「持続可能な売り上げと利益の成長およびブランド力の強化」に沿う形で、「カスタマーが買い求めやすい商品の開発」「顧客サービスの向上」「業界で一番の品質」「高付加価値セグメントの充実」「複雑性への対応」を柱に、さらなる成長を目指すという。また、各種モーターショーへの出展も積極的に行うとした。

日本グッドイヤーの2017年の戦略については、経営方針である「存在感のあるブランドになる」「持続可能な成長を遂げる会社になる」「ステークホルダーに信頼される会社になる」に従い、ブランド力の強化や、2017年1月30日に発売した「イーグルF1アシメトリック3」などのウルトラハイパフォーマンスタイヤの発売、今冬に向けた新型スタッドレスタイヤの発売、さらにオールシーズンタイヤ市場の開拓などを行っていくという。

そのオールシーズンタイヤについては、2016年8月に発売したベクター4シーズンズ ハイブリッドの販売が好調で、特に東京都心で例年よりも早い降雪があった11月以降に大きく販売が伸びたという。日本グッドイヤーの市場調査によれば、オールシーズンタイヤを知っていると回答した人は約50%で、その3分の2以上の人が利用してみたいと回答。さらにシーズンごとのタイヤ交換がわずらわしいと回答した人が全体の約50%、北米での乗用車用タイヤの約80%がオールシーズンタイヤであるというデータもあわせて、日本においても、市場としての伸びしろはかなり大きいとみているようだ。

(webCG)

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