日産、2017年のSUPER GTチャンピオン奪還に意欲

2017.02.20 自動車ニュース
発表会でフォトセッションに臨む、日産系レーシングチームの監督およびドライバー。
発表会でフォトセッションに臨む、日産系レーシングチームの監督およびドライバー。

日産自動車およびニッサン・モータースポーツ・インターナショナル(以下、ニスモ)は2017年2月19日、今シーズンのモータースポーツ活動計画を発表した。

発表会のメインステージには、GT-R NISMO GT500(SUPER GT GT500クラス参戦車両:写真左)とGT-R NISMO GT3(同GT300クラス参戦車両:同右)が展示された。
発表会のメインステージには、GT-R NISMO GT500(SUPER GT GT500クラス参戦車両:写真左)とGT-R NISMO GT3(同GT300クラス参戦車両:同右)が展示された。
新たに開発された、SUPER GT GT500クラスの参戦マシン。その戦闘力が注目される。
新たに開発された、SUPER GT GT500クラスの参戦マシン。その戦闘力が注目される。
2016年、スーパー耐久のST-Xクラスに参戦していたスリーボンド日産自動車大学校GT-R(24号車)。近藤真彦監督率いるKONDO Racing のマシンで、発表会当日のみ特別に展示された。
2016年、スーパー耐久のST-Xクラスに参戦していたスリーボンド日産自動車大学校GT-R(24号車)。近藤真彦監督率いるKONDO Racing のマシンで、発表会当日のみ特別に展示された。
日産のヘリテージコレクションに収蔵されるレーシングカーも展示された。写真は、1992年にN1耐久選手権に参戦したZEXELスカイライン(R32型)。
日産のヘリテージコレクションに収蔵されるレーシングカーも展示された。写真は、1992年にN1耐久選手権に参戦したZEXELスカイライン(R32型)。
ニスモの片桐隆夫CEOは、会場に集まった多くのファンの前で「新開発マシンでGT500クラスのチャンピオンを奪還する」と宣言した。
ニスモの片桐隆夫CEOは、会場に集まった多くのファンの前で「新開発マシンでGT500クラスのチャンピオンを奪還する」と宣言した。
日産のドライバーを代表して、今シーズンへの抱負を述べる松田次生選手(写真中央)。「GT-Rがシリーズチャンピオンとなるよう、力いっぱい戦っていきます。皆さんも最後まで応援をお願いします」などと、今期にかける熱い思いを語った。
日産のドライバーを代表して、今シーズンへの抱負を述べる松田次生選手(写真中央)。「GT-Rがシリーズチャンピオンとなるよう、力いっぱい戦っていきます。皆さんも最後まで応援をお願いします」などと、今期にかける熱い思いを語った。
会場となった日産の本社ギャラリーには、早くから多くのモータースポーツファンが集結。発表会の後は、SUPER GT各チームの監督やドライバーによるトークショーが開催され、ファンとの交流を楽しんだ。
会場となった日産の本社ギャラリーには、早くから多くのモータースポーツファンが集結。発表会の後は、SUPER GT各チームの監督やドライバーによるトークショーが開催され、ファンとの交流を楽しんだ。

必ずやSUPER GTチャンピオンに

神奈川県横浜市にある日産のグローバル本社ギャラリーで、SUPER GT参戦体制を中心とした、2017年シーズンにおける同社のモータースポーツ活動計画が公表された。

登壇したニスモの片桐隆夫 代表取締役社長兼CEOは冒頭、昨年ファンから送られた声援に感謝しつつも、実際のレースが悔しい結果となったことを踏まえ、「今年は新型車の投入を含め、組織・体制を含むあらゆる面での見直しを図った」と強調。なんとしてもSUPER GTのシリーズチャンピオンを奪還することを、ファンに向け強くアピールした。

日産のモータースポーツ活動は、2017年シーズンもSUPER GTが“柱”となるが、グローバルなカスタマーレーシングプログラムも強化される。具体的には、GT3カテゴリーへの車両供給と技術支援を行うと共に、激化する競争に打ち勝つために大幅な戦闘力向上を目指した「GT-R NISMO GT3(GT35)エボルーション車」を開発。その開発ドライバーに、柳田真孝とミハエル・クルムを起用することも明らかにした。このほか、IMSAデイトナ・プロトタイプ・インターナショナル(DPi)やFIA世界選手権(WEC)LMP1などに参戦するレーシングチームに対して、エンジン供給と技術支援を行っていく方針だ。

国内レースの主軸となるSUPER GT GT500クラスには、新開発の「GT-R NISMO GT500(2017年仕様)」を4台投入し、タイトル奪還を目指す。新型車は、2017年のSUPER GT技術規定に沿って開発。エクステリアには、昨年発売された量産型「GT-R NISMO(2017年モデル)」の特徴的なデザインも取り込まれている。

GT500クラスの参戦チーム(参戦マシン)とドライバーは、以下の通り。

  • NISMO(MOTUL AUTECH GT-R):松田次生/ロニー・クインタレッリ
  • TEAM IMPUL(カルソニックIMPUL GT-R):安田裕信/ヤン・マーデンボロー
  • KONDO Racing(フォーラムエンジニアリングADVAN GT-R):佐々木大樹/ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ
  • MOLA(S Road CRAFTSPORTS GT-R):本山 哲/千代勝正

SUPER GTのGT300クラスでは、若手ドライバーの育成に主眼を置いたNDDP Racingが高星明誠を起用。指導役も務める星野一樹とペアを組み、参戦する。このほかにも、同じくGT3マシンで参戦可能なブランパンGTシリーズのエンデュランスカップに、Team RJN NISSAN(千代勝正/アレックス・バンコム/ルーカス・オルドネス)が参戦。スーパー耐久シリーズのST-Xクラスにも昨年と同様にKONDO Racingがエントリー。これらのチームを日産が支援していく。

発表会終了後は、SUPER GT500クラス参戦チーム監督およびドライバーによるトークショーも開催。会場に駆けつけたモータースポーツファンと、今期優勝に向けての強い思いを共有した。

(文と写真=大音安弘)
 

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