新型「アウディA5」、3種のボディーで同時デビュー

2017.04.04 自動車ニュース
「アウディA5クーペ」
「アウディA5クーペ」

アウディ ジャパンは2017年4月4日、フルモデルチェンジして2代目となった「アウディA5」シリーズの日本導入を発表。同日、受注を開始した。

これまで、販売台数では「A5」シリーズの約8割を占めてきた「A5スポーツバック」。4ドアモデルでありながら、流麗なルーフラインが特徴となっている。
これまで、販売台数では「A5」シリーズの約8割を占めてきた「A5スポーツバック」。4ドアモデルでありながら、流麗なルーフラインが特徴となっている。
横方向に伸びるエアベントで水平基調のデザインが強調されたインテリア。インストゥルメントパネル全体が宙に浮いているかのような演出がなされている。
横方向に伸びるエアベントで水平基調のデザインが強調されたインテリア。インストゥルメントパネル全体が宙に浮いているかのような演出がなされている。
オープントップモデルの「アウディS5カブリオレ」。写真は欧州仕様車。
オープントップモデルの「アウディS5カブリオレ」。写真は欧州仕様車。
「S5カブリオレ」のインテリア。ソフトトップは、50km/h以下であれば走行中でも開閉可能。(写真は欧州仕様車)
「S5カブリオレ」のインテリア。ソフトトップは、50km/h以下であれば走行中でも開閉可能。(写真は欧州仕様車)
「A5スポーツバック」の荷室容量は486リッター。3分割式の後席を倒すことで、さらに拡大できる。
「A5スポーツバック」の荷室容量は486リッター。3分割式の後席を倒すことで、さらに拡大できる。

流麗な姿はそのままに

2007年のジュネーブモーターショーで初代が登場したアウディA5は、同社のミッドサイズセダンである「A4」と基本設計を共有しながら、伝統的なクーペスタイルに、往年の「アウディ クワトロ」のイメージを盛り込んだ2ドアクーペ。当時アウディのシニアデザイナー兼デザインマネージャーを務めていた和田 智氏がデザインを手がけたのは、有名な話だ。

これをベースに“4ドアクーペ”に仕立て上げられた「A5スポーツバック」と、ソフトトップを備えたオープンモデル「A5カブリオレ」が2年後に登場し、A5シリーズとしてその存在感を高めてきた。今回、このスタイリッシュな全シリーズがフルモデルチェンジし、2代目へと生まれ変わった。

新型A5のエクステリアは、先代のイメージを残しながら、よりワイドなシングルフレームグリルやシャープなデザインのヘッドランプ、パワードームを備えたボンネット、フロントフェンダーとドアをつなぐように配されたクロームのエレメントなどにより、スポーティーな印象を強めたのが特徴だ。光線が流れるように光るウインカー「ダイナミックターンインジケーター」は最近のアウディではおなじみの装備で、リアは全モデルに、フロントは、先進のオートハイビーム機能を持つ「マトリクスLEDヘッドライト」装着車に搭載される。

インテリアは、A4シリーズ同様、エアベントとダッシュボードを帯状のデザインで統一することで水平基調のデザインを強調している。アナログメーターに加えて、12.3インチのフルデジタルメーターの「アウディ バーチャルコックピット」も選択可能だ。

4ドアクーペのA5スポーツバックは、後席が3人掛けとなり、乗車定員が従来の4人から5人に。4人乗りということで購入を諦めていた人には朗報である。また、オートマチックテールゲートが採用されたのもうれしいところ。荷室の容量(後席着座時)は、A5スポーツバックが486リッター、A5クーペは465リッター、A5カブリオレは320~380リッターが確保される。

A5カブリオレは先代と同様、ソフトトップを採用する4シーターオープンモデル。ボディーのねじり剛性は、先代比で40%高められている。遮音性を高めたソフトトップは15秒で開き、18秒で閉じることが可能。また、50km/h以下なら走行中の操作も可能である。

「S5スポーツバック」は、パワフルなV6ターボエンジンを搭載。駆動方式は4WDのみとなる。
「S5スポーツバック」は、パワフルなV6ターボエンジンを搭載。駆動方式は4WDのみとなる。
「Sモデル」に搭載される3リッターV6ターボエンジン。354psの最高出力と500Nmの最大トルクを発生する。
「Sモデル」に搭載される3リッターV6ターボエンジン。354psの最高出力と500Nmの最大トルクを発生する。
「S5スポーツバック」のシートには、ダイヤモンド型のステッチとロゴマークのエンボス加工が施される。
「S5スポーツバック」のシートには、ダイヤモンド型のステッチとロゴマークのエンボス加工が施される。
先代で2人掛けだった「S5スポーツバック」の後席は、新型では3人掛けとされた。
先代で2人掛けだった「S5スポーツバック」の後席は、新型では3人掛けとされた。
「アウディA5クーペ」
「アウディA5クーペ」

パワフルな“S”もラインナップ

新型A5シリーズには、2種類の2リッター直列4気筒直噴ターボエンジンが用意される。FF車にはアウディが“Bサイクル”と呼ぶミラーサイクルエンジンを採用。最高出力190ps、最大トルク320Nm(32.8kgm)のスペックはA4のものと同じだ。また、4WD車の「クワトロ」には、最高出力252ps、最大トルク370Nm(37.8kgm)の高性能版を搭載する。どちらも、デュアルクラッチトランスミッションの7段Sトロニックが組み合わされる。なお、FF車はA5スポーツバックのみの設定で、A5クーペとA5カブリオレは4WD車のクワトロのみとなる。

A5のスポーツモデルである「S5」シリーズも、クーペ、スポーツバック、カブリオレの全バリエーションが生まれ変わった。搭載されるエンジンは、最高出力354ps、最大トルク500Nm(51.0kgm)の3リッターV6直噴ターボで、190psの2リッターエンジンと同様、Bサイクルと呼ばれるミラーサイクルが採用される。8段ATとクワトロの組み合わせにより、そのトルクを余すところなく4輪に伝える。

装備では、Audi connect/Audi connect Navigatorと呼ばれるテレマティクス機能を備えるMMIナビゲーションを標準装備。さらに、「Audi SOSコール」や「Audi オンラインロードサイドアシスタンス」などの機能を備える「セーフティ&サービス」が、このA5でも利用できる。

また、自動ブレーキ機能のアウディプレセンスシティー/フロント、渋滞追従機能がついたアダプティブクルーズコントロール、アクティブレーンアシストなど、豊富なドライバーアシスタンス機能が用意されるのも見どころのひとつだ。

新型A5シリーズのラインナップと価格は以下の通り。※印のモデルは2017年7月下旬に、それ以外のモデルは同年4月下旬に発売される。

  • A5スポーツバック 2.0 TFSI:546万円(※)
  • A5スポーツバック 2.0 TFSIスポーツ:603万円(※)
  • A5スポーツバック 2.0 TFSIクワトロ スポーツ:686万円
  • A5クーペ 2.0 TFSIクワトロ スポーツ:686万円
  • A5カブリオレ 2.0 TFSIクワトロ スポーツ:757万円(※)
  • S5スポーツバック:913万円
  • S5クーペ:913万円
  • S5カブリオレ:998万円(※)

(文=生方 聡)

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