【スペック】全長×全幅×全高=4365×1837×1639mm/ホイールベース=2613mm/車重=1660kg/駆動方式=4WD/2リッター直4DOHC16バルブ・コモンレールディーゼルターボ(163ps/3850rpm、30.6kgm/1750rpm)+モーター(37ps、20.4kgm)(欧州仕様車)

プジョー3008ハイブリッド4(4WD/6AT)【海外試乗記】

なかなかの“初モノ” 2011.09.29 試乗記 プジョー3008ハイブリッド4(4WD/6AT)

ユニークなハイブリッドシステムをもつプジョーの新作「3008ハイブリッド4」に試乗。その走り、そして乗り心地は……?

前はエンジン、後ろはモーター

熱効率に優れたディーゼルエンジンと、内燃機関が苦手とする運転領域を補完するハイブリッドシステムの「掛け合わせ」を行えば、極めてエコなパワーユニットが出来上がるはず――そんなアイデアは古くからあって、実際に「どこまで効果があるのか」と実験的な意味合いも含んで検証に挑んだトラック/バスや、最近ではJR北海道やJR東日本管轄の鉄道車両にも、そうした“心臓”を搭載したモデルの存在がすでに報告されてはいた。

一方で、かくも大きな燃費向上=CO2削減の効果が見込まれながら、乗用車の世界では一般ユーザーが手にすることのできない一部のコンセプトカー的なものを除き、なかなかそうしたアイデアを採用したモデルが現れなかったのは、やはり「ディーゼルエンジンという“高価なもの”と、ハイブリッドメカという“高価なもの”を掛け合わせる」というコスト上の問題が最大の要因であったと考えられる。

そうこうするうちにピュアEVなども発売され始め、「もしかすると、これはアイデア倒れで終了か!?」と思い始めたところで、その沈黙を破ったのはドイツでも日本でもなく、なんとフランスの作品だった。“世界初の量産型ディーゼルハイブリッド乗用車”のタイトルを勝ち取ったのは、プジョーの「3008ハイブリッド4」なるモデル。
注目すべきはディーゼルエンジンを動力源とする前輪駆動系は既存モデルで採用のデザインをほぼそのまま利用し、「ボッシュが技術を提供」と報告されるモーター/制御系やサンヨー製のニッケル水素バッテリーからなるハイブリッドメカを、リアアクスルの周辺にまとめて搭載する後輪駆動系を追加した、パラレル式のシステムを採用することだ。


プジョー3008ハイブリッド4(4WD/6AT)【海外試乗記】の画像
欧州複合モードにおける燃費は26.3km/リッターを記録する。
欧州複合モードにおける燃費は26.3km/リッターを記録する。
トランクルームの容量はモーターやバッテリーなどの設置(写真奥、「HY」エンブレムの下)により、ノーマルモデルより小さい420リッター(VDA法)となる。ラゲッジルーム下にも66リッターの収納スペースが備わる。
トランクルームの容量はモーターやバッテリーなどの設置(写真奥、「HY」エンブレムの下)により、ノーマルモデルより小さい420リッター(VDA法)となる。ラゲッジルーム下にも66リッターの収納スペースが備わる。

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