ASIMOから小型ジェット機まで 『HONDA 明日への挑戦』発売中!

2011.09.27 From Our Staff

ASIMOから小型ジェット機まで 『HONDA 明日への挑戦』発売中!

自動車やオートバイ以外の分野でも幅広く研究開発を進めているホンダ。最先端技術の開発者へのインタビューを通じて、ホンダの今を探る本『HONDA 明日への挑戦』が二玄社から発売された。



『HONDA 明日への挑戦』
ASIMOから小型ジェット機まで

瀬尾央/道田 宣和/生方聡 著
定価:本体1600円+税
判型:四六判・200ページ
発行:二玄社

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■ホンダを支えるチャレンジスピリット

熱狂的なファンが存在するカリスマ性をもつという点では、ホンダは日本では珍しい企業かもしれません。たとえば他分野であればかつてウォークマンなど独自のコンセプトを打ち出したソニー。海外企業でいえば、マッキントッシュシリーズやiPod、iPhoneなどを世に送りだしたアップルなど、メーカーとしての思想が製品のデザインや機能ににじみ出ているかのように思わせる、独自のプロダクトを創造している会社はそう多くはありません。そんななかで、日本の自動車メーカーとして、ホンダは他社から抜きん出て個性に富んだ製品をこれまで作り続けてきたといえるでしょう。
ここで紹介する『HONDA 明日への挑戦』では、ホンダに身を置く人々が実現した、ホンダゆえに可能だったといえるような仕事に着目してみました。

実はこの本で採り上げた多くのテーマは、ホンダの企業活動の軸である二輪/四輪車の研究開発部門の仕事ではありません。ごく限られた人数から開発が始まり、紆余(うよ)曲折を経つつも地道な努力によって開発が続けられ、長い年月を経てようやく製品化(実用化)にたどり着いたような技術や、先が見えない中でも最終的に実を結んだ基礎研究にかかわった、さまざまな苦難を揺るぎなき信念をもって乗り越えてきたホンダの人々の足跡を追ったのです。

過去を振り返れば、1980年代半ばには多くの大企業がバブル経済によって資金的に潤いました。その中でホンダは、その時期に将来を見据えたモビリティ(日本語としては移動性とも表現できます)の可能性について研究を始めました。その具体例が、本田技術研究所の内部で生まれた和光研究センター(発足当時は公にされていませんでした)、後に基礎技術研究センターと呼ばれることになった部門です。そこでホンダは二輪/四輪製品の枠を超えた将来技術の研究開発に着手しました。時代の要請といえる環境問題やエネルギー問題に加え、ホンダの企業理念のひとつである「ヒトに役立つものづくり」という課題に取り組むべく、ホンダは21世紀を見据えながら、企業としてのあるべき姿を模索し始めたのです。

本書では、その基礎技術研究センターの研究を足がかりとして生まれた技術をいくつか採り上げました。
・ホンダ自製の小型ジェット機「ホンダジェット」の開発秘話
・「フィットハイブリッド」の開発ストーリー
・電気自動車によるエネルギー利用のコミュニティ形成プロジェクト
・ホンダ一番のキャラクター、二足歩行人間型ロボット「ASIMO」
・脳と機械を情報で結ぶ脳科学技術であるBMI(Brain Machine Interface)
・太陽光発電システムの開発・生産・販売を一手に行う「ホンダソルテック」
・水素で走る燃料電池車「FCXクラリティ」の開発ストーリー

このように、ホンダの過去と現在、そして未来をつなぐ技術について、開発担当者や各事業を率いるトップに話を聞き、これらの総まとめとして、ホンダの研究開発部門である本田技術研究所を率いる山本芳春社長へのインタビューを実施、ホンダの人々の将来に向けた技術開発に対する熱き思いを紹介しています。

ホンダはこれまでメーカーとして、独自の企業イメージを創り出してきました。創業以来長く受け継がれてきた、ホンダの人々のものづくりに対する熱意やこだわりはどこから生まれてくるのか。「総合モビリティ企業」としてのホンダの“生きざま”を、あますところなく紹介したのがこの『HONDA 明日への挑戦』です。
ぜひ手にとっていただいて、ホンダスタッフの飽くなき「チャレンジスピリット」を味わっていただきたいと思っています。

(二玄社編集部 自動車担当 岩尾信哉)

『HONDA 明日への挑戦』
『HONDA 明日への挑戦』
2012年から欧米で販売が開始される予定の「ホンダジェット」。主翼上に配置されたエンジンやカーボン製胴体、独特な形状をもつノーズデザインなど、ホンダのこだわりがぎっしりと詰まった小型ジェット機だ。
2012年から欧米で販売が開始される予定の「ホンダジェット」。主翼上に配置されたエンジンやカーボン製胴体、独特な形状をもつノーズデザインなど、ホンダのこだわりがぎっしりと詰まった小型ジェット機だ。
2010年に誕生10周年を迎えた「ASIMO」。ホンダが生み出した二足歩行人間型ロボットとして、いまやホンダのイメージキャラクターといえるほどよく知られた存在だ。(写真は2005年)
2010年に誕生10周年を迎えた「ASIMO」。ホンダが生み出した二足歩行人間型ロボットとして、いまやホンダのイメージキャラクターといえるほどよく知られた存在だ。(写真は2005年)
阪神甲子園球場の大屋根に設置されたソーラーパネルは、ホンダの子会社であるホンダソルテック製。ホンダソルテックのビジネスは個人向けを中心としているが、甲子園球場は珍しい採用例のひとつ。甲子園名物“銀笠”に組み込まれたソーラーパネルの様子が客席からは見られないのが惜しいところ。
阪神甲子園球場の大屋根に設置されたソーラーパネルは、ホンダの子会社であるホンダソルテック製。ホンダソルテックのビジネスは個人向けを中心としているが、甲子園球場は珍しい採用例のひとつ。甲子園名物“銀笠”に組み込まれたソーラーパネルの様子が客席からは見られないのが惜しいところ。

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