パナソニックがPND「ゴリラ」3機種を発売

2017.05.12 自動車ニュース
 
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大手メーカーのPNDとしては唯一の存在となったパナソニックの「Gorilla(ゴリラ)」が2017年5月9日に新型に移行。従来よりも高性能、かつ安心して使える小型ナビが誕生した。モデルは3種。7V型画面の「CN-G1100VD」と「CN-G710D」、5V型の「CN-G510D」。いずれも同年6月中旬の発売予定だ。

7V型画面の「CN-G1100VD」。
7V型画面の「CN-G1100VD」。

埋め込み型ナビに負けないPND

PNDとはパーソナル・ナビゲーション・デバイスの略。簡単な装着、手ごろなサイズ、求めやすい価格から一時はナビの主流になりかけたPNDだが、ナビアプリを搭載したスマホが登場すると多くが撤退していった。しかし見やすい画面サイズと正確な位置精度、確実な案内性能はスマホナビにはマネのできないこと。舞い戻ったユーザーの多くが再度手にしたのがパナソニックのゴリラなのだ。ただ車載を目的に開発されたPNDといえども、ダッシュ埋め込み型の本格車載ナビと比べると、構造上どうしても性能面で一歩譲るというのが現実。ところが5月に発表された新型ゴリラはそうしたPNDの弱点をことごとく克服。もはやその内容は埋め込み型ナビに肩を並べるレベルに達している。

Gジャイロに専用CPUを採用することで、精度の高い位置情報が実現したという。
Gジャイロに専用CPUを採用することで、精度の高い位置情報が実現したという。

高まった自車位置精度

そのひとつが正確に現在地を測位する位置精度技術。PNDは位置情報のほぼすべてをGPSからの衛星信号に依存する。手軽な装着性がなにより命のPNDだけに、据え置き型ナビのように車両から車速信号をとらなくてもいいようにしているからだ。その代わりに鋭敏な加速度センサーを搭載し、GPS信号が受けられないトンネル内でもある程度の自車位置性能を確保してきた。従来型ゴリラもそうだった。しかし新型ではこの部分を大幅に性能アップ。Gジャイロと呼ぶ加速度センサーに専用のCPUを与え、Gジャイロからの情報を最適化処理したうえでGPSから得た情報と合わせた処理を行っている。そうすることで、より精度の高い位置情報が実現したというのだ。トンネルのほか、高架の高速道路の下などGPSが受けにくい場所や、道路の分岐や傾斜が把握しにくい高速道路の入り口などで、これまで以上に正確な自車位置を表示することができるというわけだ。

7V型画面の「CN-G710D」。
7V型画面の「CN-G710D」。
5V型の「CN-G510D」。
5V型の「CN-G510D」。

開通ラッシュに無料地図更新で備える

2つ目が2020年までの道路地図が無料で更新できるということ。昨今は新規開通道路が多く、特に首都圏では2020年に向けて道路の新規開通がめじろ押しだ。新型ゴリラでは上級モデルCN-G1100VDに限られるが最大3年間、新しい道路の開通に合わせて地図データを最新の状態にアップグレードできるのだ。提供されるのは2020年8月30日までの主要道路開通分だから、東京オリンピック/パラリンピックに向けて整備される道路はすべて無料で入手できるというわけ。もちろん更新されるのは首都圏だけでなく全国の主要道路もカバーされるから、首都圏以外のユーザーにも恩恵大だ。更新頻度は年6回が予定されている。

道路といえば渋滞への対応も万全で、緻密な交通情報サービス「VICS WIDE」にPNDとして唯一対応している。これもCN-G1100VDだけが持つ機能。VICS WIDEのメリットは単に地図上に渋滞表示するだけでなく、ルート探索すれば渋滞を回避した道を案内する「スイテルート案内」が得られること。また、走行中に渋滞状況が変われば別ルートも表示される。ドライバーは2本のルートを見ながら、元のルートで行くか新ルートに変えるかを選ぶことができる。
ルート探索にはさらに新しい設定ができた。ルート選びの基準に、時間や距離などのほかに今回、「道幅優先」という条件が追加。これで運転に不慣れな人や大型のクルマに乗っている人も安心したガイドが受けられるようになった。

価格はいずれもオープンだが、税込みの想定価格は、上記独自機能のほかリアカメラ(別売)にも対応するCN-G1100VDが6万円前後、CN-G710Dが5万円前後、CN-G510Dが3万5000円前後としている。

(文=尾澤英彦)

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