【スペック】全長×全幅×全高=4145×1845×1305mm/ホイールベース=2430mm/車重=1440kg/駆動方式=FR/1.8リッター直4DOHC16バルブターボ(184ps/5250rpm、27.5kgm/1800-4600rpm)/価格=525万円(テスト車=561万4000円/メタリックペイント<パールベージュ>=8万4000円/レザーパッケージ=28万円)

メルセデス・ベンツSLK200ブルーエフィシェンシー スポーツ(FR/7AT)【試乗記】

オトナのためのスポーツカー 2011.09.25 試乗記 メルセデス・ベンツSLK200ブルーエフィシェンシー スポーツ(FR/7AT)
……561万4000円

メルセデス・ベンツのコンパクトオープン「SLK」が3代目に進化。「スポーツ」を名乗るエントリーグレードを駆って、その実力を確かめた。

がらりとイメージチェンジ

3代目「メルセデス・ベンツSLK」は男らしくなった。初代も2代目も、なんとなく女性的だった。メルセデス・スポーツカーの末っ子であることを意識しすぎていたのかも知れない。
Das Beste oder nichts. (最善か無か)
メルセデスは昨年、創業者ゴットリープ・ダイムラーのこの言葉を企業スローガンとして復活させた。このことに象徴されるように、メルセデス・ベンツは考え方を改めたのだ。市場にこびるのではなく、市場を啓蒙(けいもう)する、というように。

新型「SLK」の造形は、栄光の50年代の「190SL」(ということはつまり「300SL」)を意識したという。同時に、現代版300SLというべきスーパースポーツたる「SLS AMG」、あるいは革新的メルセデスの成功作である「CLS」とも視覚的なつながりを作り出しているという。

巨大なラジエターグリルとその中央に掲げられたスリー・ポインテッド・スター。速度の2乗で壁となる大気に挑む、屹立(きつりつ)したそれこそが新型SLKに込められたメッセージなのだ。それはつまりこうである。
「われこそはメルセデス・ベンツなり!」
「自動車の創造主にして世界最古の自動車メーカー、自動車の帝王なり!」

新型SLKの日本仕様は、いまのところ1.8リッター直4ターボの「200」と3.5リッターV6の「350」に大別される。ここで紹介するのは、200に設定された入門用モデルの「スポーツ」で、お値段なんと525万円。装備を簡素にすることで(といっても目立つのはレザーシートやパワーシートの省略程度だけれど)、200の580万円から55万円引きを実現した、いわゆる戦略車種なのである。

メルセデスの最新トランスフォーマーの戦略モデル、その成り立ちはというと……。 


メルセデス・ベンツSLK200ブルーエフィシェンシー スポーツ(FR/7AT)【試乗記】の画像
インテリアの様子。新型では、エアコン吹き出し口やステアリングホイールの形状に、スーパースポーツ「SLS AMG」のテイストが取り入れられた。
インテリアの様子。新型では、エアコン吹き出し口やステアリングホイールの形状に、スーパースポーツ「SLS AMG」のテイストが取り入れられた。
電動開閉式のルーフは、初代「SLK」から受け継がれるもの。20秒以下でフルオープンとなる。3代目の新型ではフレームがマグネシウム合金になり、さらなる軽量化が図られた。
(写真をクリックすると、オープン動作が見られます)
電動開閉式のルーフは、初代「SLK」から受け継がれるもの。20秒以下でフルオープンとなる。3代目の新型ではフレームがマグネシウム合金になり、さらなる軽量化が図られた。
(写真をクリックすると、オープン動作が見られます)

この記事の大きな画像を見るためには、画像ギャラリーをご覧ください。

SLKクラスの他の画像を見るためには、写真一覧をご覧ください。

関連記事
  • メルセデス・ベンツSL400(FR/9AT)【試乗記】 2016.8.31 試乗記 メルセデス・ベンツのフラッグシップロードスター「SL」に試乗。マイナーチェンジを受けて数々の新技術が投入された最新型の走りやいかに? 従来の「SL350」に代わる新しいエントリーグレード「SL400」のステアリングを握った。
  • メルセデス・ベンツE400 4MATICエクスクルーシブ(4WD/9AT)【試乗記】 2016.12.2 試乗記 3.5リッターV6ターボエンジンに4WDシステムを組み合わせる、新型「メルセデス・ベンツEクラス」の上級モデルに試乗。先行して発売された2リッター直4ターボ車とは異なる、その走りの質を報告する。
  • メルセデスAMG S63 4MATICカブリオレ(4WD/7AT)【試乗記】 2016.11.28 試乗記 メルセデス・ベンツのトップエンドモデルに、44年ぶりとなる「カブリオレ」が復活。ぜいたくなオープン4シーターが実現する世界とは……? パワフルな5.5リッターV8ツインターボを積む「メルセデスAMG S63 4MATICカブリオレ」で確かめた。
  • メルセデス・ベンツGLC350e 4MATICスポーツ(4WD/7AT)【試乗記】 2016.11.23 試乗記 「メルセデス・ベンツGLC」シリーズに加わったプラグインハイブリッド車の「GLC350e 4MATICスポーツ」に試乗。EV走行が身近に味わえ、しかもアクセルを踏めば迫力の加速を披露する緩急自在の“パワーハイブリッド”の実力やいかに?
  • アストンマーティン、600psの新型「ヴァンキッシュS」を発表 2016.11.16 自動車ニュース 英アストン・マーティンは2016年11月16日(現地時間)、新たなフラッグシップクーペとなる新型「ヴァンキッシュS」を発表した。従来モデルの「ヴァンキッシュ」からエンジン、シャシー、エアロダイナミクスが見直され、走行性能が強化されている。
ホームへ戻る