第507回:クルマの下の力持ち! ターンテーブルを作る人

2017.06.23 マッキナ あらモーダ!

有名ミュージアムがこぞって採用

前回お伝えしたイタリア・コモの「コンコルソ・デレガンツァ・ヴィラ・デステ2017」でのことだ。

一般公開日にスナックのコーナーと並んで、見慣れぬスタンドが設営されていた。何かと思ってのぞいてみれば、さまざまなモーターショーや博物館の写真が展示されていた。

これ何ですか? と質問すると、そこにいた紳士は「ターンテーブルの会社なんです」とにこやかな笑顔とともに教えてくれた。

ひとりで番をしていたのは、ティモ・ブルクマイヤー氏。ターンテーブルを専門に手がけるブマット社の社長である。

「会社があるのはドイツのホッケンハイム。サーキットからも近いですよ」とティモ氏。彼は写真を示しながら、数々の施工例を紹介してくれた。

それによると、各地のモーターショーのブースのほかに、常設のショールーム、有名なところではシュトゥットガルトの「メルセデス・ベンツ ミュージアム」「ポルシェ ミュージアム」やミュンヘンにある「BMWミュージアム」のターンテーブルも、ティモ氏の会社が手がけたものだという。

ターンテーブルの大手メーカー、ブマット社のティモ・ブルクマイヤー社長。コンコルソ・ヴィラ・デステ2017の会場で、2017年5月28日撮影。
ターンテーブルの大手メーカー、ブマット社のティモ・ブルクマイヤー社長。コンコルソ・ヴィラ・デステ2017の会場で、2017年5月28日撮影。
メルセデス・ベンツ ミュージアムにおけるプロローグであるベンツ1号車(写真左)とダイムラー1号車(同右)を支えているのも、ブマットのターンテーブル。
メルセデス・ベンツ ミュージアムにおけるプロローグであるベンツ1号車(写真左)とダイムラー1号車(同右)を支えているのも、ブマットのターンテーブル。
大矢 アキオ

大矢 アキオ

コラムニスト。国立音楽大学ヴァイオリン専攻卒にして、二玄社『SUPER CG』元編集記者、そしてイタリア在住21年と脈絡なき人生を歩んできたものの、おかげで妙に顔が広い。今日、日本を代表するイタリア文化コメンテーターとして執筆活動に携わると共に、NHKラジオフランス語テキストでも活躍中。10年以上にわたるNHK『ラジオ深夜便』レギュラーリポーター、FM横浜『ザ・モーターウィークリー』季節ゲストなど、ラジオでも奮闘している。『Hotするイタリア』『イタリア発シアワセの秘密 ― 笑って! 愛して! トスカーナの平日』(ともに二玄社)、『カンティーナを巡る冒険旅行』『ザ・スピリット・オブ・ランボルギーニ』(ともに光人社)、電子書籍『イタリア式クルマ生活術』(NRMパブリッシング)など数々の著書・訳書あり。

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